「5年で雇い止め」撤回を 2・18みやぎ集会に集まろう

週刊『前進』04頁(3010号02面02)(2019/02/11)


「5年で雇い止め」撤回を
 2・18みやぎ集会に集まろう

(写真 昨年12月8日のみやぎ集会で村岡さんの「5年で雇い止め」撤回へ団結を固めた)


 仙台から「村岡靖昭さんの5年雇い止め撤回」を求める2・18みやぎ集会へのアピールが寄せられたので、掲載します。(編集局)

 すべての仲間のみなさん! みなさんのご協力で、村岡さんへの「5年雇い止め撤回」判決を求める署名は、1月末で、2900筆を超えました。もう少しで、3000筆に届きます! 心から感謝申し上げます。
 私たちは、2月18日(月)に開かれる第5回公判で、署名を裁判所に提出したいと思います。
 裁判に提訴してから8カ月、多くの仲間の支えがあってたたかい続けることが出来ました。私たちは、みなさんと一緒に裁判に勝って「5年雇い止め」をなくしていきたいと思います。
 仙台市社会福祉協議会は裁判において「『5年雇い止め』撤回を求める原告(村岡)は、5年契約を理解して雇用を求める善良な労働者の雇用の機会を奪うもの」という主張をしてきました。
 5年雇い止め撤回を求める労働者は、善良な労働者ではないのですか⁉ 有期雇用を認めることが善良なのですか⁉ 誰も「1年雇用、上限5年まで」の契約に納得して印鑑をおしている訳ではありません! 明日の仕事と生活を確保しなければと、悔しい思いをのみ込んで、みんな印鑑を押しているのです。
 裁判の攻防をとおして、わたしたちは、これが資本や仙台市当局の正体であることをつかむことができました。
 今年の3月にも、仙台市社会福祉協議会は、新たに11名の仲間たちを「5年雇い止め」しようとしています。絶対に許せません。そして、多くの職場で、多くの仲間が「5年雇い止め」に直面しています。
 有期雇用で不安を抱えている仲間たち! あなたはひとりではありません。大丈夫、一緒にたたかって、解決していきませんか。ひとりで、悩まないで。ここに仲間がいます。
 私たちは、仲間が悩んでいるとき、寄り添い、親身になって話を聞き、悔しい思いをともにして、会社や当局とたたかう労働組合をつくっていきたい。そういう思いで、この裁判をたたかっています。悩みを寄せてください。いっしょに、たたかいましょう。
 2月18日、第5回公判後に、集会を開催します。ぜひ、みなさんのご支援と集会参加をお願いします。
(村岡さんへの「5年雇い止め」撤回を求める裁判を支援する会)
    *
ひとりで悩まないで。ここに仲間がいます!
村岡さんへの「5年雇い止め」を撤回させよう!
2・18みやぎ集会
●2月18日(月)午後6時30分〜8時
●エルソーラ仙台・大研修室(仙台市青葉区中央1―3―1アエル28階)

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■社会福祉協議会のたたかいとは?
 労働契約法の改正により、2018年4月以降、有期雇用の労働者に無期雇用契約に転換する権利が生まれました。
 ①有期雇用労働者が契約を更新し、同じ会社で5年を超えて働いたとき、雇用契約を無期雇用に転換する権利が生まれます。
 ②労働者が無期雇用への転換を申請すれば、会社をそれを受け入れなければなりません。
 ところが、仙台市社会福祉協議会は、5年働いた労働者が4月1日から生まれる無期転換権を阻止するために、その1日前、3月31日に多くの仲間を雇い止めにしたのです。東北大学や多くの職場でも同じ事件が起きました。
 村岡さんは、無期雇用を阻止するためとして毎年繰り返される「5年雇い止め」を許さないために、裁判を決断しました。

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