ほらぐちさんを応援します

週刊『前進』02頁(3027号02面02)(2019/04/11)


ほらぐちさんを応援します

(写真 ほらぐちさんへ支援者からりんごの差し入れ【4月6日 西荻窪駅前】)

不屈に闘う人を区議会へ
 阿佐ケ谷在住、東京西部ユニオン組合員 茅原まりさん

 ほらぐちともこさんは、元都議の長谷川英憲さん、元区議の北島邦彦さんの闘いの歴史を引き継ぐことのできる素晴らしい候補です。ほらぐちさんの真っすぐさ、熱心さ、若さ、行動力こそが区議会を動かし、風穴を開ける力となるでしょう。
 私は阿佐ケ谷の住民として、阿佐ケ谷北東地区再開発に危機感を持って周囲に訴えています。「うわさは聞いていたが、計画がここまで進んでいるとは知らなかった」という人がほとんどです。さらに児童館廃止、保育所民営化、小中一貫校建設、あんさんぶる荻窪廃止など、区民の反対を押し切って進められる「杉並区立施設再編計画」を見て、多くの区民が田中区長に対して「利権がらみではないか」「本当に住民のための行政をしているのか」と不信感を強め、「いよいよ街にまで手を付けてきたのか」と怒っています。
 区議会を傍聴しましたが、阿佐ケ谷再開発問題を取り上げた区議はいるものの、区長に対し、この再開発にどんな利権がからんでいるのか、どんな取引が行われたのかを追及する点では甘いと感じました。しかし、計画の実施には区議会での議論・区民の承認が必要となります。だからこそ、次の区議会に誰が入るかが決定的です。議員と区民が一体で闘えば白紙撤回は可能です。一人の絶対反対を貫く議員が必要です。
 ほらぐちさんのことを区民に紹介する時、「全学連の闘士で沖縄を闘い、改憲に反対し、福島原発事故を許さず、弾圧にも負けず闘ってきた若い女性」と話し、区政に当たるにもこうしたぶれない姿勢こそが大事と紹介しています。ほらぐちさんのように学生時代から不屈に闘い、若者の先頭で闘う人は本当に新鮮に感じられ、こういう人こそ区議会に送り込もうと期待が寄せられています。
 ほらぐちさんをぜひ当選させ、選挙で終わるのではなく、区内各地で進められようとしている街破壊・民営化・非正規職化攻撃を撤回させ、ほらぐちさんと一緒に杉並から大きな運動をつくりたいと思います。

「命より金もうけ」はダメ
 介護福祉士、浴風会労働組合書記長 狩野れい子さん

 選挙になると、すべての候補者が高齢者福祉について語り始めます。しかし、高齢者の生きづらさの背景に言及する人はいません。
 安倍政権は介護を「成長戦略の柱」と位置づけました。資本がもうける産業ということです。規制緩和、民間資本導入によって、各種高齢者施設の数はどんどん増えています。しかし、もうけを出すために労働者の賃金は抑制され、多くの職員が非正規職で、極限までの長時間労働・変則勤務が強制されています。人員不足で事故が起きても、労働者に刑事罰を負わせて施設(経営者)責任は不問にされる。どこまでも高齢者と家族、労働者を分断して犠牲にし、資本だけが生き残ろうという政治です。
 杉並区・田中区長の区政運営もまた安倍政治そのものです。「特別養護老人ホーム」をつくると言ってあんさんぶる荻窪を廃止しました。児童館に通う子どもたちや保護者、職員の施設存続の願いを踏みにじった人が、どうして高齢者や家族の安心できるホームをつくることができるでしょうか。「命より金もうけ」の田中区政の行き着いた帰結が区民健診での肺がん見落とし死亡事故であり、土壌汚染が想定される病院跡地への小学校移転計画です。田中区長が肺がん健診の自己負担額を半額にし受診推奨した結果、健診者は4年間で5倍も増えて25346人になりましたが、医師などの健診体制を整えなかった。事故は起こるべくして起こったのです。責任は田中区政にあります。
 「命より金もうけ」の政治を変えていかない限り、高齢者が安心して生活することはできません。医療・介護・福祉の現場で働く私たちは、現場で労働者の権利と労働条件向上、高齢者の人権=生きる権利を守るために闘います。だからこそ、現場の思いを共有し共に闘う政治家が必要です。
 若く真っすぐで、しかも全学連として鍛えられたほらぐちともこさんに期待します。長谷川英憲さんから続く、杉並区議会の革新派の議席を奪回しましょう。

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