怒りの炎 全国に広げよう 高山俊吉弁護士の訴え(要旨)

週刊『前進』02頁(3029号01面02)(2019/04/18)


怒りの炎 全国に広げよう
 高山俊吉弁護士の訴え(要旨)

(写真 憲法と人権の日弁連をめざす会。裁判員制度はいらない!大運動呼びかけ人。交通事故問題の専門家としてテレビでも活躍)

 弁護士の高山俊吉です。塚田一郎国土交通副大臣と桜田義孝オリンピック・パラリンピック担当大臣が相次いで辞めました。塚田副大臣は「(安倍と麻生を)私が忖度(そんたく)しました」と発言して辞めた。桜田大臣は「復興よりも議員の方が大事」と言って、事実上、更迭されました。
 野党もマスコミも、これを「忖度政治」とか「政治家の資質が問われる」と言っていますが、そういう議論は間違いだと思います。
 「忖度」というのは、実際にそういう指示がないときに何かをやる、そういうときに使う言葉です。実際に指示がなかったのか? 調べろ!と私は言いたい。だいたい、「国の事業に格上げし早期実現せよ」と要求する署名の筆頭に総理大臣が名を連ねる国が、ほかにどこにあるのか!
 麻生は「こういうことは忖度ではできない」と言った。その通りです。「忖度」ではない。そこを塚田副大臣は「忖度」とあいまいにしてくれたから、安倍首相もぎりぎりまで彼をかばった。
 桜田大臣は、安倍が胸の中で本当に思っていることを正直に言ったものだから発言後2時間というオリンピック記録並みの超スピードで首を切られました。
 二人の発言はどちらも自民党支持者の集会でのものでしたが、会場では笑いとどよめきが起きただけで、「とんでもない発言だ」と問題にした人はいなかった。これが今の自民党の現実であり、反人民的な利権政権の現実です。
 魚は頭から腐るんです。会社は社長から腐り、自民党は総裁から腐り、大臣は総理大臣から腐ります。そうした構造の中で、臭いものにふたをしている人間が、一番臭い。
 そうした真実を、マスコミも野党も誰も言わない。70人の杉並区議選の候補者の中でも、そのことをはっきりと言って対決を貫くのは、ほらぐちともこさんだけです。
 腐敗と堕落、そして国民を愚弄(ぐろう)する安倍政権に対して、「ノー!」という人がほらぐちさんしかいない。しかし、全国に安倍への怒りが満ちている中で、火花が上がれば、その火花は必ずや全国をおおう燎原の火となります。
 ほらぐちさんがその火花になる人です。ほらぐちさんを杉並区議会に送り出し、怒りの炎を全都・全国に燃え上がらせましょう。そして、怒りを力に変えてこの政治と社会を変えていきましょう。その出発点として杉並区議選を闘おうではありませんか。
 ほらぐちともこさんへの絶大なご支持・ご支援を、心からお願い致します。
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