京大弾圧の2学友奪還 当局圧倒し学内集会かちとる

週刊『前進』02頁(3033号01面03)(2019/05/09)


京大弾圧の2学友奪還
 当局圧倒し学内集会かちとる

(写真 阿津良典さん)

(写真 吉田耕さん)


 京都大学構内への「建造物侵入」容疑で昨年11月20日に不当逮捕された全学連の阿津良典さんと吉田耕さんが、4月25日に保釈・奪還されました! 3月11日に保釈された髙田暁典さんと合わせて、京大弾圧で逮捕・長期勾留されていた3人全員を奪還しました。支援してくださった全国のみなさん、本当にありがとうございました!
 裁判所は保釈の条件として、京大の弾圧職員との接触を禁止して活動を制限したばかりか、保釈された2人が会話することすら禁止しました。そもそも京大の講義室でビラをまいただけで5カ月間も勾留したのです。絶対に許せません。
 闘いはここからです。次々回の裁判からついに京大職員が証人として出てきます。3人を刑事告訴した山極寿一総長体制を断罪し、無罪を勝ち取るために全力で闘います。
 翌26日昼には、全学自治会同学会執行委員会の呼びかける集会が京大総人広場で行われました。3人奪還の勢いに乗り、京大当局の管理強化と弾圧に抗議する同学会中央執行委員会のアピールは大きな注目を集めました。集会には多くの学生が集まり、それに合わせてサークルも宣伝活動をするなどにぎやかな空間となりました。
 京大の職員は「無届けの集会は禁止だ」とマイクを奪おうとしましたが、学生の怒りを買い、最後まで集会を解散させることはできませんでした。
 集会の最後に、4学生放学処分と安田淳敏同学会委員長への無期停学処分の撤回を求める行動を行いました。1万人以上の学生・市民が書いた署名を受け取らない当局に、多くの学生が抗議しました。
 他にも、立て看板規制1周年の5月1日に大量の立て看板が設置されるなど、規制や弾圧が逆に学生の行動を加速させています。新自由主義の大学改革・教育破壊に対抗する学生の団結した力をつくり出すために、私たちは挑戦し続けます。
(京大生・S)

このエントリーをはてなブックマークに追加