日韓労働者は団結して闘おう 民主労総ソウル本部がアピール

週刊『前進』04頁(3034号02面03)(2019/05/13)


日韓労働者は団結して闘おう
 民主労総ソウル本部がアピール


 5・5全国入管集会に参加した韓国・民主労総ソウル地域本部のカンウンギュ政治委員長(写真左)の発言(要旨)を紹介します。(編集局)

 この闘いの場に共に参加できて光栄です。「団結、闘争、必ずわれわれが勝利する」と大きな声で、力強くあいさつします。
 民主労総は4月4日、2019年臨時代議員大会で組合員100万時代を宣言しました。ロウソク民衆が勝利し、民主労総組合員が急激に増加しました。社会改革、財閥改革が組合員の要求、民衆の要求になっていますが、ムンジェイン政府は、この要求を正しく受け入れていません。
 民主労総はムンジェイン政府と与党、第一野党が推進している弾力勤労制、最低賃金制度改悪など、労働法改悪を防ぐ闘いを核心闘争として激しく闘っています。朝鮮半島平和のために、南北が自主的に交流すべきだと主張し、アメリカの内政干渉に反対する闘いも展開しています。
 4月27日、板門店付近の統一大橋であった「板門店宣言1周年労働者大会」では、「板門店宣言の徹底した履行闘争で、平和と繁栄、自主統一の新時代を開こう」と宣言し、アメリカを克服してはじめて平和が来るのであり、アメリカに「内政干渉と帝国主義的野望を捨てろ」と警告しました。ムンジェイン政府にも「民族大団結の当事者として乗り出すこと」を訴えました。
 4月28日には、民主労総が「移住労働者の労働搾取中断!事業場移動の自由!未登録労働者取り締りと追放反対!」の旗のもと、2019年移住労働者メーデー集会を行いました。
 韓国には100万人を超える移住労働者たちがいますが、移住労働者という理由で人種差別的法制度により権利の死角地帯にいます。史上最大に達する不払い賃金や残業手当の着服、労働時間を事業主の思い通りに調整し、事業場を辞めて移動する自由もないことに反対しています。
 5・1世界労働者メーデーを「労働改悪阻止!ILO協約批准・労働基本権を勝ち取る!闘争で労働基本権全面拡大!非正規職撤廃!朝鮮半島自主統一!」の旗のもと闘いました。
 日本と韓国の労働者よ、団結しましょう。「万国の労働者よ、団結せよ」、この命題を共に守り抜きましょう。
 平和に満ちた東北アジアになるように、私たち皆が団結して闘い、必ず勝利しましょう。

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