星野さん取り戻す先頭に 三多摩・救う会 立川駅前で「今すぐ解放」訴え

週刊『前進』04頁(3036号04面02)(2019/05/20)


星野さん取り戻す先頭に
 三多摩・救う会
 立川駅前で「今すぐ解放」訴え

(写真 星野さんの解放を訴え街頭宣伝【5月12日 立川駅前】)

 4月18日、獄中44年の星野文昭さんが徳島刑務所から東京・昭島市の東日本成人矯正医療センターに移監された。肝細胞がんだという。星野さんは徳島刑務所で体調を崩していた。食欲不振が続き、体重が減り、疲れやすくなり、明らかに病気だった。家族・弁護団を先頭に私たちは、原因究明のために検査を行え、医療データを開示せよ、と徳島刑務所と四国地方更生保護委員会へ何度も要請した。3月4日にエコー検査をしたが、その結果を隠し3月25日に星野さんの仮釈放を不許可にする暴挙に出たのだ。絶対に許せない。
 星野さんは「僕は逆境に強いから、かえって元気になる」と、矯正医療センターで病気と闘っている。星野さんの命を守るために全力で闘おう。
 三多摩・星野文昭さんを救う会は、すぐ近くに星野さんが来たことで緊張した。徳島・香川の仲間が果たしてきた役割を少しでも担い、星野さんを取り戻す先頭に立たなければならないと思った。
 早速、星野さんへ差し入れに行き、5月23日から25日の昭島絵画展を地域の労働組合と一緒に企画した。5月12日には立川駅街宣と昭島周辺への全戸ビラの配布に取り組んだ。
 街宣には13人が参加した。「沖縄闘争を闘い、無実で獄中44年の星野さんの命を守れ、今すぐ解放しろ」と交代で熱く訴えた。立川市民は「そんなひどいことがあるなんて、知らなかった」「負けないで頑張って」「絵画展に行きます」の声を次々とかけてくれた。立川は砂川闘争で基地拡張を阻止した地だ。まだ市民は忘れていないし、不許可を改憲と一体の攻撃ととらえ、星野解放の訴えに賛同してくれた。1時間半で、20筆の要望書を書いてもらい、カレンダーも販売できた。絵画展まであと2回の街宣を行い、1万枚のビラをまく計画だ。
 労働者階級を心底信頼している星野さん。星野さんの信頼に応え、仲間を拡大し、なんとしても解放を勝ち取りたい。
(三多摩・星野文昭さんを救う会 O)
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