団結ひろば 投稿コーナー

発行日:

週刊『前進』04頁(3040号04面05)(2019/06/03)


団結ひろば 投稿コーナー

沖縄闘争に参加して
実力で辺野古土砂投入阻止
 東京 H・T

 5月20日、辺野古新基地建設反対の座り込み闘争に参加しました。昨今は情勢が煮詰まり、政府も一刻も早く工事を進めなければと焦っています。現場は非常に緊迫していて、少しでも抵抗しようものなら逮捕することがまかり通っています。非常に腹立たしいですが、挑発には乗らずに、1分でも1秒でも工事を遅らせて力関係の押し返しと団結を拡大することを念頭に闘争に臨みました。
 現地は、国道をはさんで南側に基地の正門、北側に現地闘争のテントが立ち並び、対立の構図が見てとれます。朝方からの激しい雨も小雨に変わり、いよいよ座り込みの開始です。
 私たちは出入り口前にどっかり腰を下ろし、工事車両が来るのを待っていました。その間も、仲間からの連帯アピールが続きます。「戦争絶対反対で基地を止める!」「弾圧には屈しない!」と、みんなの意思を打ち固めました。
 工事車両が来ました。私たちは、しばらくの間、並んだダンプカーとにらみ合っていました。にわかにダンプカーが動き出し、来た道を背に走り去って行きます。「帰っていった!」その光景に、一同勝利を確信し歓声をあげました。ダンプカーの一団はことごとく走り去って、警備員は出入り口を封鎖するための土のう袋を積み出しました。
 「勝った!」私たちが実力で土砂投入を阻止しました。その勝利は一瞬ですが、国家権力に対する実力闘争の結果です。団結の力を実感しました。
 実力闘争は労働運動そのものです。この力を大きくしていくために、職場でどう闘っていくか、真剣に考え行動していきたいと思います。

天皇が沖縄を売り渡した!
 東京 青羽玲音

 沖縄闘争に初参加しました。現在の沖縄では辺野古新基地建設が焦点化しています。基地負担を沖縄ばかりに押し付ける政府のやり方はまったく信じられないものがあります。第2次世界大戦で、沖縄では熾烈(しれつ)な地上戦が展開されて多数の労働者人民が犠牲となりました。
 海軍中将・大田実が「県民斯(か)ク戦ヘリ。県民ニ対シ後世特別ノ御高配ヲ賜ランコトヲ」と電報を打ったことは有名ですが、日本帝国主義と昭和天皇ヒロヒトは「国体護持」のために沖縄を売り渡しました。そしてそれは基地の固定化とセットであったエセ「返還」の後、現在においても全く変わっていないのです!
 私たちは今回の沖縄闘争で辺野古の工事ゲート前で座り込みに決起し、午前の搬入を完全粉砕しました。基地建設のためには10㌧トラックで350万台分の土砂を搬入する必要があると言います。たとえ1分1秒であろうと、搬入を実力で阻止することは必ず勝利につながります。意義ある闘いを展開できました。
 また、右翼は盛んに「基地に反対しているのは県外の活動家だけ」というデマを絶叫していますが、県知事選での玉城デニー氏の圧勝や県民投票で反対が7割を超えていた結果を見れば、沖縄労働者人民が圧倒的に反対の声を上げていることは明白です。
 県内外の労働者人民が連帯・団結して絶対反対の声を上げ、沖縄全島ゼネストを勝ち取り、日米帝国主義の新基地建設という極悪反動政策を粉砕しましょう!

安倍政権への怒り集めよう
 学生 M

 沖縄集会に参加しました。戦跡や米軍基地を回りましたが、戦争と社会主義を結びつけることができれば、今後の全学連の活動に役立つかなと感じました。
 というのも、私が調べたり議論したところ、戦争の起こる原因は資本主義の過大生産、過大消費にあると思うからです。戦争を繰り返してはいけないと思っている高齢者を中心に、社会主義のシステムなら戦争は起きないということを伝えていくべきです。高齢者が持っているスターリン主義などの悪いイメージを払拭(ふっしょく)して伝えるのは難しいか もしれませんが、この事実は客観的なものなので、いつかは届くと思います。
 現在、選挙で大きな影響力を持っている高齢者層の支持を得て、全学連が政界に進出するのを期待しています。
 米軍機が墜落したことに抗議している人がいるというのも心強く感じました。彼らは左翼ではないと思いますが、安倍政権に不満を持ち、立ち上がっています。これは、安倍政権の政策が受け入れられていないことの象徴だと思います。
 沖縄以外にも安倍総理のやり方に不満を持っている人を集めて、大きな運動を起こしたいです。

このエントリーをはてなブックマークに追加