春野和雅同志を悼む 非合法・非公然体制建設の闘いの最先頭に立つ 革命的共産主義者同盟

週刊『前進』04頁(3046号04面02)(2019/06/24)


春野和雅同志を悼む
 非合法・非公然体制建設の闘いの最先頭に立つ
 革命的共産主義者同盟




 長年、印刷局を中心に前進社で闘ってきた春野和雅同志が3月8日、急逝しました。67歳でした。
 6月14日、春野同志とのお別れ会が前進社本社内で開かれました(写真下)。印刷局でともに闘った仲間や、彼が合同労組活動などを担った三多摩地区の仲間をはじめとして、70人以上が集まりました。

印刷局発展に尽力

 1951年に熊本県に生まれた春野同志は、高校生の時に狭山闘争を知り闘うことを契機に、九州の地で革命運動を開始しました。79年末に前進社印刷局員となり、現在の江戸川区への前進社移転を含めて、印刷局体制の本格的発展の時期を全力で闘いぬきました。

三多摩で労働運動

 そして2006年の「党の革命」を断固支持し、労働運動のできる党への変革をかけて、東京・三多摩地区の労働運動に飛び込みました。09年には合同労組八王子書記長に就任し、組合運動を一から学びながら、階級的労働運動の発展のために尽力したのです。とりわけ、国鉄決戦の勝利には強い信念を持ち、車両センターへのビラまきも執念をもって継続しました。
 その上で、春野同志の最大の功績は、非合法・非公然体制建設の闘いの先頭に立ち続けたことです。

不当弾圧うち破る

 このことをもって春野同志は国家権力からの憎しみを一身に受け、2000年、03年、09年と3度も不当逮捕されました。しかし、完全黙秘・非転向を貫き、この逮捕がでっち上げの政治弾圧であることを暴き出して、いずれも不起訴釈放をかちとりました。その度にますます権力への怒りを燃やし、ひるむことなく闘いの先頭に立ち続けてきたのです。
 常に朗らかに接する彼の人柄は、多くの仲間に愛されました。その一方で、国家権力や反革命、裏切り者への怒りは激しく、あいまいな立場は許しませんでした。また、何よりも前進社を死守する闘いを、どんな困難があろうとも率先して引き受けてきました。彼のプロレタリア革命への揺るぎない決意と実践が、党と階級闘争を支え続けたのです。

杉並区議選で奮闘

 春野同志は4月の杉並区議選に向かって、先頭に立って支持者と向き合い討論し、勝利を目指して奮闘していました。この半ばで彼を失ったこと、その悔しさ、悲しみは言い尽くせません。しかし私たちは、彼の闘いを引き継ぎ、区議選での勝利を実現しました。この勝利の報告とともに、さらなる自己変革の決意を春野同志に届けたい。
 春野同志!
 あなたの闘いを学び、受け継ぎ、革共同は真の労働者階級の党として、階級と深く結合し、今日の死活的な階級決戦に勝ちぬく非合法・非公然体制をより一層堅持・発展させることを誓います。そして、改憲阻止決戦の爆発をかちとり、プロレタリア革命の勝利を必ず実現します。星野文昭同志とともに、どうぞ明るく見守っていてください。

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