大阪・泉佐野 関空を戦争に使わせない 安倍・千代松打倒へデモ

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週刊『前進』04頁(3054号01面02)(2019/07/22)


大阪・泉佐野
 関空を戦争に使わせない
 安倍・千代松打倒へデモ

(写真 沿道の大きな注目を集め、130人が泉佐野市内を元気にデモ【7月14日 泉佐野駅前】)

 7月14日、大阪・泉佐野市内で「関空を戦争に使わせない7・14集会」が開催され、会場を満杯にする130人の参加で大成功しました。集会後は泉佐野駅までデモを行いました。
 集会のはじめに、7月7日に102歳で亡くなられた泉州住民の会の初代代表・森田恒一さんと、6月に亡くなられた会員Kさんへの黙とうを行いました。続いて大弾圧と闘う全日建運輸連帯労組関西地区生コン支部の武谷新吾書記次長、全国金属機械労組港合同の木下浩平執行委員、8・6ヒロシマ大行動実行委員会の壹貫田康博さんが連帯のあいさつ。泉州住民の会と関西合同労組泉州支部から武谷さんに弾圧粉砕カンパが手渡されました。三里塚芝山連合空港反対同盟、動労千葉、動労水戸、婦人民主クラブ全国協議会、洞口朋子杉並区議からのメッセージが紹介されました。
 泉州住民の会の中川育子代表が「闘いのよびかけと今後について」を提起。「参院選から秋の臨時国会の過程は改憲・戦争阻止の正念場。泉佐野から改憲・戦争反対の大運動をつくろう」「千代松市長は若者の名簿を自衛隊に提出している。7月には『広報いずみさの』に自衛官募集説明会の案内が町内会を動員して全戸配布された。改憲・徴兵制が足元で始まっている。みんなで行動して絶対やめさせよう」「戦争では空港が出撃・兵站(へいたん)基地として使われる。30年以上泉州で闘ってきた力を発揮し、労働組合と住民が団結して関空を戦争に使わせない闘いを発展させよう」と訴えました。
 大阪・星野文昭さんを取り戻す会の森本理さんが、星野さん追悼、再審無罪を必ず実現しようと特別アピールを行いました。呼びかけ団体からは、泉州住民の会の小林順子さん、関西合同労組泉州支部の西村美由紀支部長が発言しました。
 フリートークでは、大阪市の自治体労働者が「G20大阪サミットの時の職場での異常な規制に職場で怒りが渦巻いている」と暴露。婦民全国協の豊中の仲間は、「軍用道路をつくるための小中学校・こども園の統廃合、地域破壊と闘うことは関空闘争と同じだ」と話しました。また他市からの飛び入りの人が「泉佐野の人は空港ができて良かったと思っているのか」と質問し、住民の会の小林さんが「空港のために泉佐野は夕張に次ぐ赤字の街になった。住民の生活は破壊された」と回答。マスコミをにぎわせているふるさと納税についても議論になりました。住民から「千代松市長を本気で倒そう」との訴えもありました。
 集会宣言を採択し、関西合同労組の黒瀬博匡委員長が「私たちの団結と実力で実際に改憲・戦争を止める。安倍・千代松を倒す。関空を戦争に使わせない闘いをやろう」とまとめを提起してデモに出発。沿道の人、マンションの住民、夏祭りに参加した若者たちの注目を集め、元気よくデモをやりぬきました。
(関西新空港絶対反対泉州住民の会代表・中川育子)
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