三里塚で周辺一斉行動 住民の被害を共有し連帯

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週刊『前進』04頁(3070号03面03)(2019/09/23)


三里塚で周辺一斉行動
 住民の被害を共有し連帯


 9月15日、三里塚芝山連合空港反対同盟と支援連絡会議の仲間は77回目の周辺情宣一斉行動を行った。午後からは、成田市天神峰の市東孝雄さん宅離れで天神峰カフェが開かれた。
 9日未明の台風15号によって倒木や大規模停電、断水が続く中、集まった仲間は朝の打ち合わせを行った(写真)。
 冒頭、市東さんが、「まだ復旧はしておらずみなさん大変な中ですが、どういう様子か確かめながら注意して回ってもらえば。これだけの自然災害は千葉では初めての事態だが、他ではこういうことはいっぱい起こっている。頑張っていこう」と一同を激励した。続いて、事務局の伊藤信晴さん、決戦本部長の太郎良陽一さんがそれぞれ、周辺住民と被害状況を共有し、連帯を強めていこうと呼びかけ、一同担当地域へ。芝山町では片付けが始まったばかりという状況で、倒木への対応が遅れている。「町は当初防災無線も使用せず連絡もなかった。避難場所やどこに水などの救援物資があるのかもわからず苦労した」など、相川勝重芝山町長への怒りの声が多数寄せられた。
 成田市でも避難所の設置が遅れた。涼しい場所に高齢者を運ぶことができなかった悔しさも語られた。5日間電気も水道も使えなかった地域の住民は、「市は調査にも来ない。やっと電気が通ったと思ったら、500㍉リットルの水が3本配られた。行政は何をやっているのか」との怒りも。
 横芝光町では、「3・11のときは役場の車に優先的に燃料を入れて被害を調べて回っていたが、今回はまったく回っていない。市町村合併後、どんどん役場の機能が縮小され、職員の数が減らされている。農業委員会は農地転用委員会と化し、本来の役割を果たしていない。市東さんの農地を守る闘いに共感する」との声が寄せられた。
 農家の被害は甚大(じんだい)だ。例年の収穫の半分という梨農家。壊滅したハウスの片づけを始めたトマト農家。停電で、ライスセンターに預けたコメが腐ったとの声もあった。
 そんな大変な状況の中でも、「よく来てくれた。こんな時に来てくれるのは反対同盟だけだ」と歓迎され、以前にお願いしていた要望書を渡してくれる住民も複数あった。
 午後から開かれた天神峰カフェには、習志野市から4人が駆けつけ、折れた木々の片付けや壊れた看板の修復などを手伝った。
 最後に修復した看板の前で記念写真を撮り、一日の行動を終えた。

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