団結ひろば 投稿コーナー

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週刊『前進』04頁(3070号04面04)(2019/09/23)


団結ひろば 投稿コーナー

関生弾圧粉砕へ連帯し行動
 関西合同労組豊能支部 南谷哲夫



 9月7日、関西生コン支部への弾圧粉砕!大阪府警本部前行動に、関西合同労組豊能支部の支部員2人で参加しました。毎週土曜日の午後1時半から2時半まで、何カ月も継続して取り組まれている行動です。この日は台風の影響もあり大阪は35・5度。
 今週初めに関西生コン支部組合員2人が保釈されましたが、保釈条件は厳しく、組合活動をさせないものでまったく許せないと、冒頭に関西生コン支部の方から発言がありました。
 その後、他労組から弾圧を許さないとの発言が続きました。私たち関合労豊能支部も「9月25日の裁判日に合わせ、傍聴闘争と大阪地裁前一日座り込み闘争を全力で闘う」「関生弾圧粉砕の11・16全国的集会・デモを支部として総力で闘う」と決意を語りました。
 関西生コン支部への組合破壊弾圧は、すべての労働組合の存立そのものを否定する戦後最大の組合弾圧です。安倍政権の「労組なき社会」をつくる攻撃、改憲攻撃そのものです。この弾圧を許して日本労働運動の再起はありません。
 関合労豊能支部は、関西生コン支部への連帯行動をさらに強め、支援カンパをまわりの労働者から集めるだけでなく、街頭カンパも取り組みます。
 追いつめられているのは安倍政権であり、弾圧は労働組合の団結をさらに強めます。
 関西合同労組は弾圧を粉砕し勝利するまで、関西生コン支部と共に闘います。

国家権力の転向強要に怒り
 奈良 A

 9月5日、関西地区生コン支部への弾圧粉砕のため、大津地裁で行われた裁判の傍聴に行った。事前に聞いてはいたけれど、ものすごい経営側の人数! それを見ただけで私は怒り心頭! この日、裁判の焦点になっていたのは、関生支部の元組合員が経営側の証人として出廷したことだった。
 関生弾圧の激しさは現代の「レッドパージ」だと感じた。国家権力は、何度も不当逮捕、不当捜索、解雇、何より家族に徹底した嫌がらせをし、脱退強要を行っている。この団結破壊の激しさから、今、「労働組合のない社会」に向かって安倍政権が本気で改憲・戦争をやろうとしていることを実感した。
 同じ組合員として闘っていても、資本・権力の手先にされてしまう。同じことが、われわれにも等しく問われていると思った。ずっと「苦楽を共にして闘ってきた仲間」であった人に「コンプライアンス活動をしてきたことは間違っていた」と証言させる姿に、国家権力はここまでやらせるのかと、私は本当に怒りと悔しさでいっぱいになった。
 それでも、武建一委員長やY副委員長をはじめ、関生支部は誇り高く毅然と「正当な労働運動だ」と主張して闘い抜いている。この弾圧を粉砕する団結の拡大こそが、労働組合の本物の団結だと思う。「関生弾圧粉砕」が決定的な柱になった11月3日の全国労働者総決起集会、そして11・16集会にみんな集まろう!

3・11と重なる千葉台風被害
 全国農民会議 T

 台風15号が南関東を直撃した2日後、千葉の北総台地を車で走った。高速道路を降りて国道を海へと向かう。信号がつかない交差点に事故車。ハウスはビニールがはがれ、骨組みが曲がり被害の大きさがうかがえる。
 三里塚・天神峰の市東孝雄さん宅のビニールハウスも大きな被害を被った。
 ガソリンスタンドはロープが張られ「営業再開準備中」。「今日電気が通った」とのことで、帰りに給油することにした。国道の路上には落ちた電線が横たわり、電柱は傾き、杉の幹が途中で折れている。国道は交互通行。稲が倒伏し、水はけは悪く、農作業する人の姿はない。
 コンビニには飲料水、おにぎり、弁当、パンもない。ようやく弁当にありつけた。給油のための車列が並ぶ。しかし、飛行機は飛んでいる。ガソリンスタンドは夕方には閉鎖して給油ができない。残りわずかのガソリンで、かろうじて高速道路で難を逃れるが、給油は制限された。
 3・11と重なる。「今だけ、金だけ、自分だけ」。教訓は生かされていない。

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訂正

第3066号4面の団結ひろばへの投稿「新自由主義が招いた大水害」の中の「満潮時には3㌔近く逆流」とあるのは「30㌔近く」の誤りでした。

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