団結ひろば 投稿コーナー

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週刊『前進』04頁(3102号04面05)(2020/01/27)


団結ひろば 投稿コーナー


海自演奏会反対で街頭宣伝
改憲・戦争阻止!大行進泉州 中川育子

 安倍政権による改憲・戦争攻撃に、大阪・泉佐野市の千代松市政が率先協力している。戦場に海上自衛隊が乗り込み、戦争の放火者になろうとしている時、それを翼賛するコンサートなど許せるか!
 1月18日、大行進泉州は、市立文化会館での市主催の海上自衛隊東京音楽隊による「泉佐野市避難訓練コンサート」に対して「戦争反対、自衛隊の中東派兵を止めよう」と訴える宣伝戦を行いました。
 自衛隊家族会などが後援し、組織動員されるなか、横断幕は圧倒的に注目されました。「派兵は反対」とはっきり言う40代女性、「反日活動やってもいいのか」と言ってくる人など、対応は二分しましたが、160枚を超えるビラが受け取られました。
 通りがかった教育長に、「海上自衛隊は戦場に派兵されてるんですよ。教育委員会がこんな企画を後援して推進していいと思っているんですか!」と追及すると、何も言えずビラを受け取って去りました。
 ビラでは、米トランプ政権の中東侵略戦争と安倍政権による自衛隊派兵強行を弾劾するとともに、池田元3等空曹の闘いを紹介。自衛隊員をだましてイラクに派兵し、公務で重傷を負ったにもかかわらず、パワハラで退職においこみ、使い捨てにした国・自衛隊。「自衛隊員を利用し、使い捨てにする安倍政権が、日本の労働者人民を守るはずがない」と弾劾しました。
 泉佐野市では、2017年から18歳と22歳の住民名簿を印刷して自衛隊に渡しており、大行進泉州は昨年から名簿提出を絶対やめさせようと取り組んでいます。
 私たちの闘いで、改憲・戦争を絶対に止めましょう。

福祉奪うな、人権侵害ノー
 神奈川 佐藤太郎

 消費税が増税になって数カ月。障害者や私のように難病を抱えた者には切実な問題だ。
 私は、20代の時、炎症性腸疾患になってしまい、患部の9割がなくなってしまった。しかし、見た目ではわからず、病気の実態が知られていないから、偏見や差別も激しい。
 現在、難病法で認定されているが、社会保障も少ない。おまけに安倍総理が同じ病気になっていながら、社会保障削減の旗振り役をかって出ている。まるで金がない者は死ねと言わんばかりに。
 そして最悪のことに、日本共産党も人権侵害を行ってしまった。地元の地区委員会に相談に行っても、真面目に聞こうとせず、〝ギャンブルをしろ〟〝女のヒモになれ〟などと発言。そして〝安倍晋三も頑張っているんだから、おまえも頑張れ〟という始末。私は昨年、抗議文を提出したが、もみ消してしまう有様。
 患者は年々増加傾向にあり、全年代に及んでいる。中には、寝たきりになってしまう病もありますが、消費税の悪影響に苦しんでいる。
 憲法25条には、〝健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する〟とあるが、難病患者や障害者が生きられなくて、何が最低限度の生活でしょうか。
 国の最高責任者が、同じ立場でありながら、福祉を奪うことがあってはいけない。安倍の改憲、生存権破壊を止めましょう。

森林破壊暴く『絶望の林業』
 『前進』読者 三塚隆夫

 『絶望の林業』(田中淳夫著、新泉社)を読んで、農業・漁業よりも林業が社会の縮図になっていることに驚きました。林業も成長産業と言っていることに、また驚きました。国内産木材の輸出といってもメチャクチャ安く輸出しているのです。
 その上で2018年6月に「森林経営管理法」ができ、山林を伐(き)る権限が市町村に移り、これとは別に皆伐(かいばつ、すべて伐ること)に補助金が出るようになった。そして、盗伐が南九州・東北を中心にいま起こっているとのことです。盗伐がやり放題になっている。新自由主義による森林破壊は、ついにここまで来ている。
 地方切り捨てだけでなく、都市部においても大阪城公園の木が伐られています。また東京オリンピックの新国立競技場が、46都道府県の樹木を使って造られたとの新聞報道。台風15号で千葉県の山武杉が話題になりましたが、森林がなくなって、台風にともなう大雨が一気に川に流れ込むことが、これからもっと起こることは必至です。
 命よりも金もうけの新自由主義のもとでは、職場では労働者が生きられず、また地域・社会でも労働者・住民は生きていけません。この新自由主義をトコトン進める安倍・自民党政権を打倒しましょう!

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