広島 日教組教研で改憲阻止訴え 「働き方改革」に怒り

週刊『前進』04頁(3104号02面03)(2020/02/03)


広島
 日教組教研で改憲阻止訴え
 「働き方改革」に怒り


 日教組第69次教育研究全国集会が1月24~26日、広島市で開催され、延べ約9千人が参加しました。期間中は「右翼対策」と称し、会場周辺を機動隊およそ2400人が警備(8・6当日並み!)。物々しい雰囲気の中で、国道54号は一時7㌔以上渋滞するなど市民生活は大きく混乱しました。こうした権力によるキャンペーン自体が、日教組つぶしであり、改憲攻撃そのものです。
 全国労組交流センター教育労働者部会は24日、集会会場に向かう組合員に向け情宣活動を行いました。「学校から改憲・戦争阻止を!」「職場の団結で『変形制(変形労働時間制)』条例化阻もう」と訴え、約700枚のビラを組合員に届けました。また「広島・拡声器規制条例反対署名」を集めたところ、全国の組合員と「教育労働者こそ改憲反対の先頭に」という内容で意気投合しました。
 ある分科会では、共同研究者の弁護士が開口一番、「日教組委員長は(あいさつで)、安倍政権の中東派兵とイラン侵略戦争についても、また広島で開催しているのに核兵器廃絶についても言わなかった」と述べたそうです。さらに「『働き方改革』はとんでもない攻撃だ。それなのに、日教組はこれを評価するような言い方だ」と思いをあらわにしたそうです。
 教育労働者に怒りは充満しています。ここに依拠し、現場から闘う団結をよみがえらせていきたいと思います。
(全国労組交流センター教育労働者部会)
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