下山鑑定を調べろ 狭山再審実現へ東京高裁要請行動 石川一雄さんと連帯して

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週刊『前進』04頁(3104号04面02)(2020/02/03)


下山鑑定を調べろ
 狭山再審実現へ東京高裁要請行動
 石川一雄さんと連帯して

(写真 「後藤裁判長は再審を行え!」。要請行動に先立ち東京高裁に向けてシュプレヒコール【1月27日】)

 1月27日、狭山事件の犯人にでっち上げられ再審無罪をかちとるために不屈に闘う石川一雄さんと連帯して、事実調べと再審開始を求める東京高裁要請行動が取り組まれた。
 正午、高裁前に登場した全国水平同盟杉並支部と部落解放東日本共闘会議の仲間は、寒風を突いて情宣活動を行った。街頭には安倍の「うそ・隠ぺい・隠滅」への怒りがあふれ、道行く人々は「(有罪証拠とされた)被害者の万年筆は偽物」というビラに敏感に反応して次々と受け取り、署名に応じてくれた。
 午後2時、高裁に乗り込んだ要請団は要請文を読み上げ、「この3月で3者協議は42回になる。非公開で公判ではないため記録は残らない」「被害者の万年筆ではないと証明した下山鑑定を調べ、裁判所自らが判断すべきだ」と迫った。さらに、「後藤眞理子裁判長は事実調べを一切しないで三鷹事件の再審請求を棄却した」と弾劾し、「事実調べを行わないで6月に退官することは許さない」とくぎを差した。前日、石川一雄さんと連れ合いの早智子さんを迎えた集会に参加した女性は、石川さんの健康を心配し「一日も早く無罪判決を」と要請した。
 次回の要請行動は2月25日(火)午後3時から行われる。要請文を携えて参加しよう。
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