闘いは進む 青年の職場から 臨時職員が加入し部会を結成 広島 自治体 小野さつき

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週刊『前進』02頁(3105号02面04)(2020/02/06)


闘いは進む 青年の職場から
 臨時職員が加入し部会を結成
 広島 自治体 小野さつき


 昨年初冬、広島市の非正規職労働者に、来年度から雇用形態を会計年度任用職員制度へと変えるにあたり、雇用継続希望の有無を問う書類が配布されました。
●会計年度職員導入に怒り
 会計年度任用職員制度の話が出てきた時、多くの臨時職員の間で「雇用が打ち切られるのか」「自分たちは変わらず働いていけるのか」と不安が渦巻き、私の加入する組合に相談が相次いでいました。何度も学習会を開き、根気よくオルグを続けてきました。当局との団体交渉に傍聴人として参加してもらい、組合が当局に対して会計年度任用職員制度について問いただしているところを見てもらったこともあります。
 そういう働きかけを積み重ねて、臨時職員たちが自分たちの働く場所を守りたいと集まった結果、今までは非組合員だった臨時職員たちが組合に加入し「臨時職員部会」を立ち上げました。そこでは、普段は別々の場所で働いている労働者たちが仲間になって、これからどうしていくかを議論しています。自分たちの素直な思いを、声に上げ始めています。闘いのスタートラインに立ちました。
●総非正規職化の攻撃
 重要なのは、会計年度任用職員制度を導入する目的は、労働者の総非正規職化と一体の組合潰しだということです。さらに、自治体労働者の団結を破壊し、民衆を守る側に立つべき自治体労働者を、民衆を戦争へ行かせる側に立たせようとする攻撃なのは明白です。
 ただ流されて言われるがままに従ってしまえば、労働者自身が生命を守り、誇りを失わず、安全に働く職場は完全に奪われてしまいます。それだけは絶対にあってはならないことです。
 日本全国、国際連帯でつながる労働者の皆さん。拡声器規制条例反対、改憲阻止、全原発廃炉・核戦争阻止の声を上げ、3・11反原発福島行動20に向け闘いの声を上げていきましょう。

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