若者の声を杉並から! 区議会議員 洞口朋子 阿佐ヶ谷再開発で情報隠し 杉並区議会 洞口区議が徹底追及

週刊『前進』04頁(3110号04面02)(2020/02/24)


若者の声を杉並から!
 区議会議員 洞口朋子
 阿佐ヶ谷再開発で情報隠し
 杉並区議会 洞口区議が徹底追及



 2月14日、2020年杉並区議会の第1回定例会で都政を革新する会の洞口朋子杉並区議が一般質問を行いました。質問の一部を紹介します。(編集局)
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 2月2日、海上自衛隊の護衛艦「たかなみ」が横須賀基地から中東に向けて出港しました。戦争が切迫する状況下での自衛隊の出動はまぎれもない「派兵」であり「出兵」です。憲法違反が明白な自衛隊の中東派遣には反対の立場を示すべきと思うが区長の見解はいかがでしょうか。杉並区も自衛官募集業務に協力しているが、具体的にはどのような形態で実施しているのでしょうか。区内の高校で行われている自衛官募集業務について区は把握しているのでしょうか。

区の資料が黒塗り

 阿佐ケ谷再開発について質問します。昨年8月末に土地区画整理事業の事業認可、10月末には杉並第一小学校と河北総合病院の土地の仮換地指定が矢継ぎ早に行われ、住民の不安と怒りが広がっています。仮換地指定について、区がどの地権者とどのような内容で仮換地を行ったのか、何も明らかにされていません。情報開示請求で取り寄せた資料も、仮換地の明細図がすべて墨塗りで出てきました(写真)。換地処分は10年後とされていますが区は今後10年間、内実を明らかにしないつもりでしょうか。
 さらにこの間、杉一小の複合施設案の調査業務を区に委託された株式会社佐藤総合計画が17年1月に提出した報告書で、病院跡地の土壌汚染や災害時の浸水の危険性を指摘していたことが明らかになりました。こうした報告書や住民の反対意見など、計画に不都合なものを全部無視して事業認可と仮換地指定を強行した区の姿勢を怒りを込めて弾劾します。子どもたちを犠牲にして強行される再開発計画はただちに白紙撤回すべきです。佐藤総合計画が提出した報告書について区はどう対応したのか。杉一小跡地を移転させてまで駅前ビルが必要なのか。また再開発計画は区の緑地保全方針と矛盾するのではないか。お答えください。

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