動労千葉 木更津運輸区に抗議行動 減給処分・強制出向撤回を

週刊『前進』02頁(3111号01面02)(2020/02/27)


動労千葉
 木更津運輸区に抗議行動
 減給処分・強制出向撤回を

(写真 動労千葉は木更津支部長への減給処分と強制出向に抗議し、「ジョブローテーション粉砕へストを構えて闘う動労千葉に結集しよう」と職場の仲間に訴えた【2月20日 千葉・木更津市】)

 動労千葉は2月20日午後6時、JR東日本の木更津運輸区門前で緊急の抗議行動に立った。
 JR千葉支社は2月15日、動労千葉の木更津支部長に対し、1日分の賃金の2分の1を減給する処分を出し、3月1日から千葉鉄道サービス(CTS)に強制出向させると通告してきた。職場で起きた社員間の些細(ささい)なトラブルをことさら問題にし、二重の処分を加えてきたのだ。
 これは「労組なき社会」をつくるJRの攻撃が、動労千葉に対して向けられてきた重大な事態だ。木更津支部は久留里線のワンマン運転に反対して闘い、昨年春にはCTS木更津事業所で組織を拡大している。今回の攻撃は、その木更津支部を標的にし、動労千葉の組織破壊を狙うものだ。
 怒りに燃えた動労千葉組合員と動労千葉を支援する会の会員など60人が木更津運輸区門前に結集した。
 関道利委員長が、「処分と強制出向を満腔(まんこう)の怒りで弾劾する。必ず処分を撤回させる」と居並ぶ管理職に突き付けた。そして、運輸区で働く労働者に、「労働組合だから1人の仲間を守るためにこうして集まっている。社友会がそんなことをしてくれるか。労働組合だから闘える。動労千葉に結集し、運転士と車掌の職名を廃止するジョブローテーションを粉砕しよう」と訴えた。
 当該の木更津支部長も、乗務を終えて行動に参加した。乗務員としての適格性に何の問題もない支部長を強制配転する理由などどこにもない。支部長は「このタイミングで処分してきたのは、私が、おかしいことはおかしいと言える明るい職場にしようとしてきたからだ。支部は団結をさらに固めて頑張る」ときっぱりと表明した。そして、職場の仲間に「社友会を抜けて動労千葉に結集しよう」と呼びかけた。
 動労水戸の国分勝之副委員長も駆け付けて、攻撃への激しい怒りを表明した。
 川崎昌浩書記長が、この日の団交で、JR千葉支社が強制出向について「任用の基準」と居直り、さらに「本人のステップアップのため」と口走ったことを、怒りを込めて報告した。ベテラン運転士を乗務から外して何という言い草か。川崎書記長は職場の労働者に「ジョブローテーション粉砕へ動労千葉に結集して闘おう」と訴えた。
 動労千葉を支援する会・木更津の代表は、今回の処分を許さない闘いを地域からつくると表明した。
 動労千葉の各支部代表が「仲間を必ず守りぬく」と決意を示し、「会社の攻撃に2倍返し、3倍返しを」が合言葉になった。これを受けて木更津支部の代表が「支部の一人一人が怒りでいっぱいだ。必ずこの攻撃を粉砕する」と表明した。
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