福岡で国鉄集会開催 新署名武器に職場、地域へ

週刊『前進』02頁(3113号01面03)(2020/03/05)


福岡で国鉄集会開催
 新署名武器に職場、地域へ

(写真 動労総連合・九州の羽廣憲委員長が「職場・地域に分け入ろう」と提起し全員で団結を固めた【2月23日 福岡市】)

 2月23日、福岡市立中央市民センターにおいて「国鉄1047名解雇撤回! 改憲阻止! 安倍打倒! 2・23国鉄集会」が開催されました。
 福岡県労組交流センターの仲間が開会あいさつに立ち、福岡市の高島宗一郎市長が安倍の改憲攻撃のお先棒を担ぎ、18歳・22歳の住民情報を自衛隊に提供しようとしていることを弾劾。自治体労働者が現場で戦争協力を迫られる情勢の中で、今こそ闘う労働組合をよみがえらせることの意義を強調しました。
 続いて、国鉄九州動力車労働組合(動労総連合・九州)の羽廣憲委員長が、国鉄1047名解雇撤回闘争の当該として基調を提起しました。羽廣委員長は「JR東労組からの大量脱退と分裂、社友会による労働者支配や関西生コン支部への大弾圧は、安倍政権による改憲攻撃そのもの。JRと関西生コンを軸とする労組破壊攻撃を跳ね返し、闘う労働組合をよみがえらせよう。改憲・労組破壊の出発点は1987年の国鉄分割・民営化にあったが、1047名解雇撤回の闘いが改憲を阻んできた。2010年4・9政治和解はこの国鉄闘争をなきものにする大攻撃だったが、私たちはこれを打ち破り闘いぬいてきた。安倍への怒りが社会に渦巻き、労働者の新たな決起が始まっている。今こそこの怒りを糾合し、国鉄1047名解雇撤回を勝ち取り、労働運動をよみがえらせる最大のチャンスだ」と提起し、国鉄1047名解雇撤回とローカル線切り捨て反対、自動運転導入阻止の新署名を武器に職場、地域に分け入っていこうと熱烈に訴えました。
 基調報告に続き、民営化攻撃と闘う市営バス労働者、御用労組と会社の結託を弾劾する労働委員会闘争に決起した運輸労働者など、現場で闘う仲間からの報告と決意表明が行われました。最後に、改憲・戦争阻止!大行進九州の事務局よりまとめと行動方針が提起され、集会終了後は福岡の中心部である天神かいわいを一周するデモ行進が元気に行われました。
 解散地点の警固公園でもマイクアピールが行われ、安倍による自衛隊中東派兵と新型コロナウイルス拡大をもたらした医療破壊への弾劾の訴えが、大きな注目を集めました。
(福岡県労組交流センター)
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