沿線6ヵ所で駅頭街宣

週刊『前進』04頁(3114号01面02)(2020/03/09)


沿線6ヵ所で駅頭街宣

(写真 常磐線全線開通に反対し、動労総連合の各単組が先頭に立って沿線6カ所の駅頭で街頭宣伝【3月1日】/水戸)

(写真 仙台)

(写真 いわき)

(写真 北千住)

(写真 上野)

(写真 品川)


 常磐線全線開通に反対する一斉街頭宣伝が、3月1日、同線沿線の仙台、いわき、水戸、北千住、上野、品川の各駅頭で行われた。
 水戸駅南口での宣伝では、動労水戸の記者会見を受けて2月29日付東京新聞茨城版で報道された「常磐線試運転車両付着ちり/放射能濃度23倍に」という記事に市民が驚き、「車両の放射線量は測定しない」と言い張るJRへの怒りが広がった。動労水戸の石井真一副委員長が、「オリンピック強行のために偽りの復興を演出する常磐線全線開通を許さない」と訴えた。
 仙台駅前では、動労福島宮城県支部の金子哲夫委員長が車両清掃の労働者から不安の声が上がっていると訴えた。「なぜ全線開通がだめなの?」と聞いてくる人々に、放射性物質が仙台にも運ばれてくる危険性を丁寧に説明した。
 いわき駅前では、動労福島の橋本光一委員長が行動の先頭に。「動労水戸の記者会見の記事を見た。なぜJRは放射線量を測定しないのか」と怒りを表す男性もいた。「全線開通になぜ反対なの?」と聞く人には「大熊町や双葉町は線量が高いでしょう」と答えると納得してくれた。JR社員も、制服を着ているからとビラは受け取らなかったが「労働者を被曝させることはだめ」と話していった。
 北千住駅前では、「なぜ全線開通に反対なの?」と聞く人々に放射能の危険を説明し納得してもらった。
 上野駅前では、いわき市からの避難者が「放射線の高いところに電車を通して復興と言うのは間違いだ」と宣伝隊に共感を示した。
 品川駅前では、「常磐線の列車が品川まで来るの?」と聞く多くの人々に、放射性物質が東京まで運ばれる危険性を訴えた。安倍への怒りを示して署名する人も多かった。京急品川駅の女性の清掃労働者はコロナウイルス対策の消毒作業で「仕事が忙しいが、自分の仕事がいつまで続くか不安」と話してきた。
 街頭宣伝と共にJRの労働者にも全線開通反対を訴えて闘いは進んでいる。

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