札幌駅前 コロナ解雇反対で街宣 国鉄署名に共感

週刊『前進』02頁(3139号02面03)(2020/06/11)


札幌駅前
 コロナ解雇反対で街宣
 国鉄署名に共感


 5月30日、北海道労組交流センターが札幌駅の紀伊国屋前で、コロナ解雇に反対する街頭宣伝を行いました。(写真
 正午から午後1時までの1時間、「感染拡大は安倍の失策だ」と弾劾、「あきらめずに闘おう」と訴えました。8人の仲間が参加し、皆が手ごたえを実感、今後の闘いの継続を確認しました。
 人通りが激減しているにもかかわらず、70枚を超える「コロナ解雇反対」のビラが配られ、受け取ってすぐその場で目を通す人が相次ぎました。コロナだから仕方ないとあきらめるのではなく、実際の職場闘争の経験を踏まえた「労働組合に団結して社会を変えよう」という訴えこそ、まさに階級的労働運動の本領発揮です。
 既存の大労組のように労働者人民を救済してやろうという立場からではなく、「社会変革の主体として一緒に立ち上がろう」という呼びかけは、驚きとともに鮮烈な印象だったと思います。
 一緒に配った国鉄闘争のビラの「1047名解雇撤回」の文字に目を止め、駆け寄って署名してくれる人がなんと6人もいました。2011年の石勝線列車脱線火災事故以来9年、国鉄闘争全国運動がここで何十回も署名活動を続けてきた蓄積が、今だからこそ生きていると感動しました。
 公務員在職中に国鉄闘争を支援していたという人が「まだ闘いは続いているんですか」「最高裁がJRの責任を認定したんですか」と驚き、「頑張ってください」と逆に激励してくれました。不当解雇とは最後まで徹底的に闘うという国鉄解雇撤回闘争が、今のコロナ解雇と闘う決定的な武器になると確信しました。
 マイクを握ったタクシー労働者の仲間は、手取りが激減し、もう食っていけないと悲鳴が上がる中で立ち上がり、会社の責任を追及していると報告しました。そして、10割の休業補償や様々な感染防止措置を実現したとのことでした。
 労働者人民は団結してこそ活路を切り開くことができる----このことを実証した経験は、多くの人たちを勇気づけ、その心に確実に届いたと思いました。
(札幌J・S)

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