団結ひろば 投稿コーナー

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週刊『前進』04頁(3142号04面04)(2020/06/22)


団結ひろば 投稿コーナー

仙台でコロナ解雇反対街宣
 改憲・戦争阻止!大行進みやぎ 谷 和司

 新宿デモに連帯して6月14日、仙台市内で「改憲・戦争阻止!大行進みやぎ」の街頭宣伝を10人でやりました。
 どのようなチラシの内容にするか。緊急事態宣言下で自分たち自身も含め、労働者階級はどういう思いをもって1カ月半を生き抜いてきたのか。街宣でその思いとどうつながることができるのか不安でした。
 「人の命と暮らしを大事にする社会に変えよう!」という見出しのチラシを作成し、まきました。
 「コロナ解雇を許さない! 100%の補償を! コロナ感染で真っ先に解雇されるのは非正規雇用労働者だ」、「倒産するのは中小、個人の事業だ」「コロナの前に感染症対策は切り捨てられ、保健所は半減されてきた」、「安倍政権ではコロナウイルス第2波と闘えない」「人々が困れば、電通とパソナがもうかる日本社会?」、そして「幽霊会社が中間で搾取する仕組み、ひどい!」「安倍政権を倒そう!」と訴えました。改憲反対署名も集めました。
 チラシを求めてくる人たちが相次ぎました。「持続化給付金って、俺たちもらえるの?」という高校生3人がやってきて話をしました。「安倍政権ダメだ!」と怒っていました。アメリカの「黒人差別反対デモ、すごいね」など、政治に対する関心の高さを感じました。
 遅れて、野党共闘市民連合や右翼の街宣車も登場しました。同じ場所に3団体が登場し、少し落ち着きのない街頭宣伝になりましたが、街頭は熱く世界的なコロナ情勢下の労働者民衆の思い・怒りをつかめた街宣でした。

渋谷のBLMデモに参加
 東京 矢野 透

 6月14日、渋谷のBLM(BLACK LIVES MATT―ER)のデモに参加しました。同じ日に新宿であった「アベ退陣!デモ」をやり終えて、友人に「渋谷のデモの最後くらいには合流できるかも」と教えてもらい、一緒にJR原宿駅へ。
 駅を出ると、駅前をデモが通っていて、急いで歩道橋で道路を渡ってデモに入り込みました。歩いているのはほとんど若者で、外国人8割、日本人2割くらい。段ボールにメッセージを書いた手作りのボードを何人もの人が持っています。
 コールは前方の隊列で「BLACK LIVES MATTER!」、自分の近くでは「差別をなくそう!」と女性が地声でリードし続けていました。デモコールは英語と日本語の2種類だけ。とてもシンプル。
 参加できたのは原宿駅から代々木公園までの短い間でしたが、公園につくと千人か2千人かわからないくらいの人がいて、「こんなにいるのか」とびっくりしました。
 警察が早く解散するように言っていて、「あんたらと同じ警察官が起こした虐殺に抗議してるんだ。偉そうなことを言うな」と思いながら、帰るために原宿駅へ歩いていくと、さらにデモ隊とすれ違ってもう一度びっくり。足を止めて、こぶしを上げて、コールに参加。後で調べると、参加者は3500人。
 ミネアポリスでの黒人男性虐殺の映像がSNSで拡散されて、抗議デモが全世界に広がっている中で、自分もデモに参加できてよかったです。

祝!前進チャンネル3周年
 東京 坂田晋助

 本紙3133号で報じられた通り、前進チャンネルが3周年を迎えました。
 3周年企画の一環としてオリジナルLINEスタンプの製作が決定し、またマルクス講座など新たな挑戦を開始しています。
 この間寄せられている反応の一部を紹介します。
●前進チャンネル大好きだ
●前進チャンネル3周年おめでとうございます! また質問コーナーやって欲しいです
●前進チャンネルに後輩が出演してても特に驚かないのが京大生
●前進チャンネルスタンプ欲しすぎるナ!? 祝3周年
●前進チャンネルめっっちゃすき。高校の時毎日見てた(中核派ではない)
●中途半端なNPOよりもこっちの方がよっぽど正確な真っ当なことを労働者人民に発信している気がする
●最近色々騒ぎが起こってるおかげで前進チャンネルの高評価率増えてんの草 そろそろ暴力革命やらない? 参加してぇわ
●これからも色々大変だとは思いますが頑張ってください
●全国に支部をつくっていただきたいです。3周年おめでとうございます
●杉並区民ですが洞口さん頑張ってほしいです
●前進チャンネル3周年おめでとうございます。レーニンは宣伝・扇動・機関紙を重視しました。新たな時代にYouTubeでの前進チャンネルは、新たな革命を切り開く!
●弊学の教授が前進チャンネルのツイをふぁぼってて無限に草生やしてる

緊急事態宣言明けの職場で
 東京館野 啓

 バイト先で久々に顔をあわせた大学生の同僚が、せきを切ったように話し始めた。オンライン授業は前期いっぱい続く。現場での実習は別の課題に変更されたが、実践の経験がないと就職先で対応できるか心配だ。オンライン授業といっても実際にはリアルタイムでやりとりする授業はほとんどなく、ウェブ上で示された課題に追われる毎日。サークル卒業の時期なのにみんなで送り出すこともできず、3年生がかわいそう。オンライン新歓もやってはみたが、何だかなあという感じ......。などなど、話は尽きない。
 「みんな怒っていますよ」----。「学生に給付金を支給する」と宣伝している大学の学生に尋ねてみると、給付を実際に受け取ることができるのはわずか30人で、学生全体の0・1%にすぎないのだと教えてくれた。そう、安倍が当初打ち出した「30万円給付」とそっくりだ。別の学生は、「採用が決まっていた先輩が4月いっぱい自宅待機になって、給料も払われないらしいんです。そんなのありですかね?」と。
 一方、店長はテンパっている。緊急事態宣言が解除されたとたん、数日間で10件以上もアルバイトの応募があったのだという。これまでは1年に数件で、恒常的な人手不足だったというのに。聞いてみると、学生よりも30~50代くらいの女性、そして中国や韓国の名字の人が多い。コロナで以前の職場を解雇されてしまったのかもしれない。
 数カ月で状況は一変した。ともに働く仲間たちの声に耳を傾け、いっしょに考え、行動していきたい。

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