団結ひろば 投稿コーナー

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週刊『前進』04頁(3152号04面04)(2020/07/27)


団結ひろば 投稿コーナー

組合の要求で自販機が復活
 内川康一

 ZOZOで働いています。
 昨年、うちの職場では熱中症の対策として夏季限定で無料の自動販売機が設置されていました。これは現場で低賃金で働く労働者にとってはたいへん助かるもので、実際、私もかなり使わせてもらいました。
 ところが今年はなかなか設置されず、不審に思って会社に問い合わせてみると、「今年は予算がないので設置の予定はない」という冷たい回答でした。
 自販機設置の目的は「熱中症対策」のためなのだから、予算うんぬんとかいう問題ではないでしょう。労働者の命は会社のお金に劣るというのでしょうか。
 そう思っていると、帰宅中にZOZOユニオンという団体がビラを配っていて、会社に自販機復活を要求しているのを見かけました。なんだこれはと思っていると、1週間後くらいになんと職場に自販機が!
 私が個人で訴えても全く相手にしてくれなかったのに、組合が要求するとあっという間に要求が実現する。これこそ労働者の本来の力ではないのでしょうか。
 会社には「お願い」という形ではなく、やはり実力で迫るという手段をもってしか、労働者の権利は勝ち取れないのだということが改めてわかりました。

すとんときた「前進」見出し
 群馬 高梨京子

 今までの「前進」について、「トップの見出しをもっとわかりやすく」などと思っていましたが、第3144号1面の見出しも、全体もとても具体的で良かったので感想を投稿します。
 新自由主義をどう説明するかは、なかなか苦労していましたが、1面の「社会を壊した新自由主義」は、すとんと来ました。この見出しで、コロナで社会の崩壊があばかれる中で、7・26国鉄集会から転換的に闘いが始まると感じました。
 公立病院の民営化の問題と、動労千葉の取り組みの分析がわかりやすかったです。コンビニ関連ユニオンの闘いを、各オーナーの発言を紹介して構成しているのがわかりやすかった。今まで本部に吸いとられるお金が漠然としていたのが、「年貢」という言い方や、具体的な数字で出してくれていて、イメージしやすかったです。
 また自治体の記事で、ここでの労働現場の実態がリアルでした。今回のコロナのことで、自分も市役所に行く予定でしたので、すごく参考になりました。
 アメリカや香港の闘いの紹介で感じたのは、「わかりやすいスローガンを掲げている」こと。私たち自身の運動の進め方にとって「短い言葉で大衆に伝える」大切さを感じました。
 そして、何と言っても「資本主義と黒人解放闘争(上)」。年表もあり、『資本論』の引用もあり、今、必要な内容で勉強になりました。群馬でもこの論文の学習会をしていますが、次回が楽しみです。
 星野暁子さんの、国賠での陳述の記事が心にしみました。裁判の記事を4面にまとめた編集も、読みやすくてよかったと思います。
 私の希望としては、職場や地域・学校で聞いたり話した時の、大衆の生の怒りや不満をそのまま載せてほしいです。特に若い人の声や意見、記事がもっと載ることを期待します。

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