国賠勝利・大坂さん奪還へ 星野再審連絡会が総会

週刊『前進』04頁(3161号04面02)(2020/09/14)


国賠勝利・大坂さん奪還へ
 星野再審連絡会が総会

(写真 カメリアプラザで開催された「星野さんをとり戻そう! 全国再審連絡会議」全国総会【8月30日 東京】)

 8月30日、私たちは、東京のカメリアプラザで「星野さんをとり戻そう! 全国再審連絡会議」の2020年全国総会を開催しました。今回の総会のテーマは、基調報告と共同代表の狩野満男さんが提起した「星野国賠に勝利する全国運動」について真剣に討議し、星野闘争の新たな飛躍をかちとるために一致することです。
 全国35の救援会の代表80人が次々に手を挙げて熱心な討議を行いました。この全国運動をもって一回りも二回りも広範な労働者民衆とつながり、星野文昭さんが終生訴えた「すべての人間が人間らしく生きられる社会」を実現するために闘おう、そのために各地の救援会でさらに討議を深めようと確認しました。
 三多摩・星野文昭さんを救う会の大畠信子さんと中野「星野文昭絵画展」実行委員会の村岡好行さんが司会を務め、共同代表の狩野満男さんの開会あいさつから総会は始まりました。前日結成集会が行われた「大坂正明さん救援会」事務局長の小泉義秀さんが、大坂さんからのメッセージを紹介し、共に闘う決意を表明しました。
 基調報告では、星野闘争の歴史的総括を踏まえた新たな運動として「星野国賠に勝利する全国運動」を開始しようと訴えました。弁護団の岩井信弁護士と土田元哉弁護士は、27日に行われた星野国賠訴訟の第2回口頭弁論について報告しました。
 討論の最初に、狩野さんが新たな運動の方向性について提起しました。その後、各地の代表合計20人が意見を述べました。

コロナ下で絵画展

 「星野国賠に勝利する全国運動」は全国再審連絡会議を土台として、国賠訴訟に勝利することを軸に闘っていく運動です。これは、星野闘争を大きく飛躍させると共に、非人間的な獄中医療や獄中処遇に苦しむ人たち、さらにコロナと大恐慌に立ち向かう広範な労働者・民衆と結びついていく闘いとしてあります。その内容について発言や質問が相次ぎ、全国運動のイメージが豊かになっていきました。
 コロナ情勢の中で様々な工夫を行って開催された絵画展や講演会はどこも成功しています。その教訓や成果が生き生きと報告されました。この中に、星野闘争が広範な労働者・民衆と結びついていく道が示されています。
 星野暁子さんと誉夫さんが家族の訴えを行い、星野暁子さんと狩野満男さんを共同代表に選出して、今年の全国総会を終了しました。
 全国の皆さんに、この全国運動を共に闘うよう訴えます。
(星野さんをとり戻そう! 全国再審連絡会議・金山克巳)
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