革共同中四国集会を開催 労働運動再生へ決意固め

週刊『前進』04頁(3179号01面03)(2021/01/25)


革共同中四国集会を開催
 労働運動再生へ決意固め

(写真 階級的労働運動再生の決意に燃え、各産別の労働者が発言。集会の最後に拳を突き上げた【1月17日 広島市】)

 1月17日、広島市内で革共同中四国政治集会が開催された。「コロナ危機を革命へ」と呼びかけるこの集会は、愛媛の郵政労働者の同志の司会で進められ、中四国の各地から80人の労働者・学生が結集(飛び入りの参加者も!)し、職場から階級的労働運動を再生させる決意を打ち固めた。
 基調報告に立った中四国地方委員会の同志は、情勢を階級的な視点でとらえた時代認識を持つことが重要だと訴え、コロナ危機によって暴きだされた資本主義社会の歴史的破産についてわかりやすく提起した。さらにこの基調報告では、「新自由主義下での労働運動・大衆運動の創生を」として、広島市との拡声器規制条例をめぐる攻防で「被爆者の願い・原点」を再認識し、広島の反戦反核運動を歴史的にとらえ返して、私たちが大衆的な運動をつくる立脚点をつかんだことが総括として提起された。そしてそれは、3労組(動労千葉、関西地区生コン支部、港合同)の闘いを教訓とすることから導き出されたものだと訴えた。最後に、何よりも実践的な課題は、3労組の呼びかけに応え、労働組合のネットワークを具体的な姿にすることだと提起した。
 女性同志による力強いカンパアピールの後、各産別の同志から「闘いの報告と決意」が表明された。国鉄労働者からは、JR西日本のコロナに便乗した大合理化・労働組合つぶしに対して昨年11月に行ったストライキが報告され、春闘への決意が述べられた。医療福祉労働者からは、昨年末に岡山大学病院内の売店で発生したコロナ感染とその隠蔽(いんぺい)・居直りに対して、年末年始から闘いを開始したことが報告された。自治体、教育、合同・一般労組の労働者からは、職場や地域で労働運動の再生(新たな組合の立ち上げ)に奮闘した報告と闘いの決意が述べられた。
 最後に、マルクス主義青年労働者同盟とマルクス主義学生同盟中核派の同志たちが全員登壇し、それぞれの代表が決意表明を行った。学校や郵政職場は、新自由主義のもとで「不断の改革」にさらされており、コロナ禍での分断も激しい。矛盾だらけの状況のなかからいかに団結をつくるかをめぐる苦闘と決意が語られた。こうした若い同志たちの格闘に応え、参加者全体が、新自由主義攻撃と闘ってそれぞれの現場から団結をよみがえらせ、〈コロナ×大恐慌〉情勢の今こそプロレタリア革命を実現する決意を固めた。
(広島 医療福祉労働者・T)
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