労組交流センターが総会 労働運動の変革へ一歩 3労組から共同代表を選出

週刊『前進』04頁(3182号02面01)(2021/02/15)


労組交流センターが総会
 労働運動の変革へ一歩
 3労組から共同代表を選出

(写真 運動方針を飯田英貴事務局長が提案し労組交流センターの飛躍に向けた議事が行われた【2月6日 千葉市】)


 全国労働組合交流センターは2月6〜7日、千葉市内で第28回定期全国総会を開き、動労千葉の田中康宏前委員長、全国金属機械労組港合同の木下浩平執行委員、全日建運輸連帯労組関西地区生コン支部の武谷新吾書記次長を共同の代表運営委員にする新体制を確立した。11月労働者集会の呼びかけ3労組が軸となって、「闘う労働組合の全国ネットワーク」を形成する闘いが本格的に始まった。

時代にかみ合った運動は必ずできる

 関西生コン支部への大弾圧に対し、労組交流センターは同支部とともに総力で立ち向かい、同支部のような労働組合をつくることが最大の反撃だと闘ってきた。それが昨年11・1労働者集会の歴史的な成功を実現し、労組交流センターの新たな飛躍を可能にした。
 総会の初めに関西生コン支部の武建一委員長からのメッセージが紹介され、参加者を奮い立たせた。関生支部の武谷書記次長があいさつで、「皆さんとともに運動できることに喜びを感じる」と表明した。
 飯田英貴事務局長が運動方針を提案し、まずこの1年の闘いを振り返って「私たちが変われば労働運動は変わる」と総括した。
 また、1989年2月の労組交流センター結成時の原点について述べ、「労働運動の主人公として登場する」という気概で、階級的労働運動の創出を目指すことがその出発点だったと提起した。以来32年、労組交流センターの運動は時代にかみ合う時を迎えた。
 だからこそ、「弾圧に勝ち抜くために関生支部をつくり変える」と決意した武委員長に学び、自らのあり方を変えて新たな一歩を踏み出そうと訴えた。
 さらに、新自由主義と闘い団結を守り抜いてきた3労組に続く労働組合をつくるためには、労働者を徹底的に信頼し、時代認識を明確にし、労働者は資本と敵対関係にあるという階級的立場を鮮明にすることが必要だと強調した。
 討論の初めに、港合同の木下執行委員が大阪都構想を否決した住民投票について述べ、「都構想は改憲に向けた攻撃」と本質を鮮明にさせたことにより、広範な住民と結びつくことができたと教訓を語った。日教組奈良市の闘いを報告した代議員は、組合執行部がオンライン教育反対の方針を明確に打ち出したことにより、労組を超えて闘いと団結が広がったと発言した。
 労組交流センターの運動が労働者をとらえる時が来た。それはこうした実践によって明らかにされた。

労働者を徹底的に信じ階級性磨こう

 総会の2日目には、星野暁子さんと全国水平同盟が連帯あいさつを行った。
 討論は、職場で闘いをつくることの困難をどう突破するかをめぐり展開された。ストライキを実現した労組の闘いについて報告した代議員は、最初は組合員に反発されても、執行部がストの必要性を粘り強く訴えればそれは理解され、ストに立った労働者は自ら強固な団結を生み出していくと、確信に満ちて語った。
 職場の仲間の声を聞き怒りを共有することは前提だが、労働者を徹底的に信頼し、階級的な立場を訴え続ければ、労働者は資本の攻撃の本質を自覚し、怒りを闘いに転じて、敵の攻撃に負けない団結をつくり出す。熱い討論を通して、そのことが鮮明になった。
 動労千葉の田中前委員長が代表運営委員として討論をまとめ、「関生支部への弾圧が始まった当初は、関生はたちまち弾圧を打ち破るだろうと甘く考えていた。しかし、これを戦後最大の労働組合弾圧ととらえ直して全力で闘ったら、新たな仲間との結合が生まれた。時代認識が重要だ」とこの間の闘いを総括した。
 そして、コロナ下で階級対立はさらに激化し、戦争が引き寄せられている現実を直視すべきだと訴えた。
 運動方針を承認し、「星野文昭さんの国賠闘争に勝利し、無実の大坂正明さんを取り戻そう」「関生支部支援の闘いを全国に広げ、階級的労働運動をよみがえらせよう」の2本の特別決議を採択した。
 新たに共同代表に就任した港合同の木下執行委員は「労組執行部がどこに向かって闘おうとしているかを組合員に不断に返していくことが大事。その繰り返しの中で闘いを前進させ組織をつくる」とあいさつし、関生支部の武谷書記次長は「階級的な闘いをしている皆さんの議論は本当にハイレベル。関西生コンへの弾圧が3労組の団結を深めた。皆さんとともに闘っていく」と力強く表明した。

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