北海道 国際婦人デー集会 作業所同士の団結を 労組建設へ出発点築く

発行日:

週刊『前進』04頁(3187号04面04)(2021/03/22)


北海道 国際婦人デー集会
 作業所同士の団結を
 労組建設へ出発点築く

(写真 国際婦人デー・ゼネスト。女性労働者と失業労働者がスクラム【3月8日 ナポリ】)

 3月14日、札幌市内で婦人民主クラブ全国協議会北海道支部が主催する国際婦人デー集会が開催されました。「医療は社会保障! 福祉は営利であってはならない! 命より金儲(もう)けの新自由主義」をメインスローガンに福祉作業所で働く仲間の労働組合建設の出発点となる集会として成功しました。
 基調報告に続いて作業所の利用者から発言がありました。「施設でずっと暮らしていたが、『このままでは人間らしく生きられない』と思い、地域の中で生きることを選んだ」「福祉の切り捨ての中で職員が心も体もボロボロになっていくところを何度も見てきた。なんとかならないかとずっと思ってきた」
 集会のハイライトは座談会でした。参加者全体が新たな労組の組織化を自らの課題と考え、大いに議論を交わしました。
 利用者とともに参加した職員の方からは「このまま作業所を続けられるかという危機感が常にある」と率直に現状が語られました。それを受けて別の参加者からは「関西生コン支部のように作業所同士が一つになって行政と闘うべき」など、意見が相次ぎました。
 また集会後も、参加した在日の仲間と、テレビ番組内で起きたアイヌ差別問題から差別をどう考えるかにまで話が及びました。
 基調報告で明らかにされた、コロナ禍が生み出した団結と連帯へのかつてない手応えと組織化への決意。この思いに応えて、階級的労働運動を軸に万人の解放を実現するため、北海道での闘いの前進と婦民全国協北海道支部の拡大に挑戦します!
(北海道 A)
このエントリーをはてなブックマークに追加