東京 横田基地へ100人超がデモ 地元住民団体とエール交換

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週刊『前進』04頁(3195号03面03)(2021/05/24)


東京
 横田基地へ100人超がデモ
 地元住民団体とエール交換

(写真 基地撤去を訴えるスタンディングを行っていた団体からの熱いエールに応えるデモ隊【5月16日 福生市】)

 5月16日、改憲・戦争阻止!大行進三多摩が呼びかける「すべての基地を撤去しろ!沖縄と連帯する横田集会&デモ」が東京都福生市内で行われ、105人が参加しました。
 冒頭、大行進三多摩の青年労働者があいさつに立ち、「基地をめぐる状況は一変している。改憲・戦争の菅打倒、沖縄連帯、基地撤去へ今日のデモを闘おう」と訴えました。
 続いて地元の横田・基地被害をなくす会の福本道夫さんのメッセージを青年が代読。福本さんは、5月5日に行った基地フィールドワークで外来機が飛来し、後にオスプレイが訓練したことを紹介。外来機の訓練や夜間訓練が増加していると弾劾しました。また政府が横田基地訴訟の個人情報を民間に売り渡そうとしていたことをあげ、土地利用規制法やデジタル関連法は「ミャンマーや香港と同様、政府の反対勢力への抑圧・攻撃につながる」と警鐘を鳴らしました。
 地元からもう一人、市民団体の方が発言。自然公園の広報誌が米軍輸送機C130の低空飛行訓練の礼賛記事を掲載したことに9団体が抗議して謝罪・回収させたことを報告し、「地域でいろんな団体と一緒に声を上げていくことが大事だ」と訴えました。
 続いて、三里塚反対同盟の伊藤信晴さんが連帯アピール。「成田空港の軍事的な目的は時代と共に明確になってきている。市東孝雄さんの農地を守り戦争を阻止するため最後まで闘う」と力強く語りました。
 集会後、参加者は横田基地に向かってデモに出発。沿道からは大注目で、お店や自宅から外に出てきて、デモ隊に手を振ったり、写真を撮ったりしてくれました。国道16号線沿いでは同じ時間、公園で基地撤去を訴えるスタンディングを行っていた団体とも熱いエールを交換し、改憲・戦争をめぐる超重大情勢のもとで、各地の反基地闘争の団結をうち固める闘いになりました。
(改憲・戦争阻止!大行進三多摩実行委員会 内田晶理)
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