都構想粉砕の力で次は菅と維新倒す 関西青年労働者集会

週刊『前進』04頁(3198号02面05)(2021/06/14)


都構想粉砕の力で次は菅と維新倒す
 関西青年労働者集会

(写真 青年と学生の決起が社会を変える!繁華街をデモ【6月6日 大阪市】)

 6月6日、大阪市・扇町公園で関西青年労働者集会が開催され、120人が結集した。菅政権による憲法改悪・戦争国家化と正面から対決する集会として勝ち取られた。
 高槻医療福祉労組の冨山玲子書記長の開会あいさつに続き、大阪市職員労組の赤田由行さんが基調報告を行った。赤田さんは、日米による中国侵略戦争に向けた動きが加速する中、菅政権がコロナ感染拡大をも利用した憲法改悪を狙う情勢について「今私たちは、この社会が戦争に向かうのか否かという、歴史の分岐点に立っている」と訴えた。また、民営化・非正規職化が引き起こした感染拡大・医療崩壊の責任は菅と維新の会にあり、「菅・維新打倒こそが最大のコロナ対策だ」と喝破。東京五輪開催強行で高まる労働者民衆の怒りと結びつく時が来ていることに触れ、昨年の大阪都構想粉砕の勝利に続き、入管法改悪を阻止した闘いが示した青年労働者の決起が社会を変えると熱烈に訴えた。
 決意表明の最初に、星野闘争を闘う仲間が5月沖縄闘争を報告し、星野文昭さんの遺志を引き継いで闘うことをアピールした。
 続いて発言に立った関西地区生コン支部の仲間は、支援を全国に拡大するとともに、労働者の利害を体現する労働運動を取り戻すための闘いが現場から求められていることを報告、7月13日の武建一委員長の判決公判闘争への大結集を訴えた。また、弾圧に屈せず関生支部の誇りと団結を守り抜いて闘う女性組合員の訴えが大きな感動と共感を広げた。
 さらに、八尾北医療センター労組、全国金属機械労組港合同、奈良市従業員労組、全国水平同盟の青年労働者が発言に立ち、菅政権と維新の会による攻撃を職場・地域での団結の拡大ではね返す闘いが力強く進んでいることを報告した。
 京都大学で学生自治会建設を闘う仲間は労学連帯で闘う決意を訴え、青年とともにデモ行進の先頭に立った。
 集会・デモに初めて合流する青年とともに、街頭からも闘いへの共感を拡大し、改憲・戦争阻止に向けた次なる闘いがスタートした。
(北大阪労組交流センター・西納岳史)
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