解雇撤回へAGC本社追及 旭非正規職支会支援共闘会議 韓国法人元社長に懲役求刑

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週刊『前進』04頁(3201号04面03)(2021/07/05)


解雇撤回へAGC本社追及
 旭非正規職支会支援共闘会議
 韓国法人元社長に懲役求刑

(写真 AGC本社前で「平井社長の責任で解雇を撤回しろ!」と怒りの宣伝【6月25日 東京・丸の内】)

 6月25日、旭非正規職支会支援共闘会議が、東京丸の内にあるAGC本社行動を闘った。
 2015年春、AGC韓国工場で労働組合を結成した非正規職労働者たちが1カ月後、メール1本で解雇された。当時のAGC韓国法人・旭硝子ファインテクノ韓国(AFK)社長・原納猛が「不法派遣」で起訴された刑事事件の一審判決が7月14日に下される。求刑は原納が懲役6カ月、AFKに罰金2000万㌆(約196万円)だ。
 MBC放送(韓国の公共放送)が不法派遣問題を特集し、旭支会のチャホノ支会長のインタビューを放映するなど7・14判決に注目が集まっている。
 韓国では製造業への派遣業務は解禁されていない。派遣法違反は懲役3年以下、罰金3000万㌆以下の処罰となる。MBC放送のインタビューでチャホノ支会長は、「企業は数百億㌆の利益を上げるのに不法派遣で処罰を受けても罰金数百万㌆だったら、社長の誰が法を守りますか」「来月7月14日に裁判所が厳重な処罰を下すよう関心を持っていただきたい」と語っている。
 この判決直後の16日、旭支援共闘会議はAGC本社行動・デモを呼びかけている。日韓労働者の連帯行動でAGC本社に解雇撤回・正規職雇用を迫ろう!
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