社会変える力は私たちにある 中国侵略戦争阻止へ総決起を マルクス主義青年労働者同盟

週刊『前進』04頁(3226号02面02)(2022/01/10)


社会変える力は私たちにある
 中国侵略戦争阻止へ総決起を
 マルクス主義青年労働者同盟

(写真 昨年の11・7労働者集会後のデモで、青年労働者は学生とともに進み「改憲・戦争絶対阻止」のコールを響かせた)

(写真 1971年の沖縄全島ゼネストから50周年の昨年11月10日に沖縄現地闘争が闘われ、青年を先頭に国際通りをデモ)


 2022年、マルクス主義青年労働者同盟は新自由主義を終わらせる革命に青年労働者を組織する挑戦に打って出ます。命脈尽きた米日帝国主義が新自由主義の大崩壊の中で絶望的な中国侵略戦争に突進しています。階級的労働運動の基軸に中国侵略戦争阻止の反戦闘争をすえきろう。職場生産点での階級的労働運動実現の闘いと反戦政治闘争を一体的に、真剣に闘い抜くことが青年労働者組織化の水路です。「復帰」50年の5・15沖縄闘争を爆発させる闘いの先頭に立とう!

青年の組織化へ大前進

 昨年、マル青労同は大きく飛躍しました。動労千葉、関西生コン支部、港合同の3労組などが呼びかけた11・7労働者集会への2150人の結集はその頂点でした。
 動労千葉の闘いに学び職場生産点で階級的労働運動をつくり出す闘い、関生弾圧を許さない団結と連帯を職場・地域に広げる挑戦、東京五輪・パラリンピック反対闘争や沖縄・広島闘争をはじめとした改憲・戦争攻撃への実力闘争。マル青労同はこれらを全力で闘い、積み重ねてきました。その力が11月集会への職場・街頭からの決起をつくり出しました。
 破産した野党共闘や屈服・転向を深める体制内労働運動ではなく、11月集会の階級的労働運動潮流の闘いと「労働者こそが社会を動かし、社会を変える主人公だ」というマルクス主義の核心が労働者の心をとらえています。「社会を変える力は私たちにある」という自信と確信で、闘いのさらなる前進と組織拡大が生み出されています。
 東京では「青年労働者交流集会実行委員会」運動が前進してきました。職場で起きている現実や闘いを共有し、討論を通して時代認識と路線を打ち立て、「今こそ労働組合が必要だ」という確信のもとに職場の怒りを束ねる闘いに踏み出しています。
 それと一体で、街頭宣伝やデモ・集会を通して時代と真正面から闘う挑戦が行われています。コロナ下のオリ・パラ開催を改憲・戦争攻撃ととらえ、東京・阿佐谷での7・10五輪反対デモ―7・23五輪開会式粉砕闘争を決断し、学生と共に実力闘争をやりぬきました。その経験が職場生産点での階級的労働運動の実践と前進に結実し、11月集会への組織的参加に結びつきました。
 改憲・戦争阻止!大行進運動や労組交流センター運動の先頭に立つとともに、階級的労働運動を柱にすえて青年を組織化する闘いと運動を目的意識的に構想し、創造していこう!

5・15沖縄に大隊列を

 新自由主義の大崩壊は青年世代を直撃し、怒りは我慢の限界に達しています。労働者を殺しても構わないとする岸田政権を打倒し、新自由主義を終わらせて未来を切り開こう。
 どれだけ働いても未来を描くことができない低賃金、パワハラ・セクハラがまかり通る息もできない職場、「過労死」ライン越えの長時間労働と健康破壊による死の強制、労働者同士が正規・非正規や評価制度で対立・分断させられている現実、職場の破綻を現場にのみ押し付ける無責任な経営----。この理不尽な現実はすべて「仕方がない」「自己責任」であるかのように思い込まされてきました。しかし資本や政治のあまりの無責任さと労働者を軽んじ使い捨てにすることへの怒りは、消えるどころかコロナ禍の困難、東京五輪開催や改憲・戦争攻撃の激しさの中からマグマのように噴き出しています。
 多くの労働者がこの新自由主義に怒り動き出したからこそ、岸田政権や資本家階級は「新しい資本主義」など資本主義がまだ続くかのような幻想をふりまき、北京五輪の「外交ボイコット」など改憲と中国侵略戦争に向けた国家主義・排外主義を強めています。国境を越える労働者階級の「生きさせろ!」の闘いを戦争と国家暴力で分断・圧殺しようというのです。
 沖縄を含む南西諸島では中国侵略戦争のための新基地建設とミサイル配備、自衛隊と米軍が一体となった戦争訓練が日々強行されています。防衛費2倍化へ軍事予算を膨張させ、日本全土を中距離核ミサイルの拠点にしようとしています。実際に戦争が始まれば日本全土が「戦場」となり「逃げ場」はありません。
 中国侵略戦争阻止の反戦闘争を巻き起こし、5・15沖縄闘争に青年の大隊列を登場させ、辺野古新基地建設阻止・全基地撤去を実力で闘いとろう!

階級的労働運動実現へ

 反戦闘争と労働運動を一体で闘う階級的労働運動を全ての職場で実現しよう。その教訓は動労千葉をはじめとした3労組の闘いに示されています。反合理化・運転保安闘争、国鉄分割・民営化反対闘争、外注化阻止闘争に実践を通して肉薄し、階級的団結を職場に組織しよう。
 「仕方がない」「自己責任」といったイデオロギーがまかり通っているのは、資本・国家権力と闘う労働運動が連合などの体制内労働運動幹部によって圧殺されてきたからです。だから、不断に噴き出す新自由主義への怒りを階級的労働運動の実践を通して自覚的な形にすることが、それを打ち破る力です。鍵を握るのは戦争と革命の時代についての認識です。その時代認識は労働者自身が目の前の現実を「変えられる」「責任は会社・国家にある」とつかむ導きの糸であり、資本・権力との実際の闘いの中でこそ鮮明になります。新自由主義の大崩壊下で強められる大幅賃下げ、AI化・総非正規職化の大合理化攻撃を見すえ、真正面から対決し、団結を総括軸に闘おう。
 階級的労働運動の実践と一体で、団結形成の核として地区党・細胞、マル青労同をつくりあげよう。時代認識を研ぎ澄まし、階級的団結と闘いをつくり出す可能性(=資本の弱点)をつかむために討論と会議が絶対に不可欠です。プロレタリア世界革命―労働者自己解放の勝利に最後まで責任を取りきる革命党を革共同の同志と共につくりあげ、マル青労同1000人建設と階級的労働運動の実現に勝利しよう!

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