2・13東京 国鉄集会反戦貫き労働運動変革へ

週刊『前進』04頁(3232号02面02)(2022/02/21)


2・13東京 国鉄集会
反戦貫き労働運動変革へ

基調報告
階級性根絶の攻撃と対決
 国鉄千葉動力車労働組合委員長 関 道利さん

 新自由主義は今、自らが生み出した矛盾により全面的な崩壊過程に入っています。コロナ禍はそれを白日の下にさらしました。日本における新自由主義は、1981年の第二次臨時行政調査会と国鉄分割・民営化から始まりました。医療、教育の崩壊、郵政など公共部門の民営化の結果、2100万人もの非正規職が生み出されました。中曽根はこの攻撃を「静かなる革命」「国労・総評・社会党をつぶし、立派な憲法を安置する」と語りました。
 新自由主義下で日本の労働者の権利はことごとく解体されてきました。国鉄1047名解雇撤回の闘いは全労働者の団結と権利がかかった問題です。
 JRでも民営化体制の崩壊が進んでいます。JR北海道や四国は事実上、再国有化されている状態です。コロナが原因であるかのように言いますが、そもそも鉄道を民営化したことが間違いだったのです。
 コロナ禍でJR東日本も日本最大の赤字企業に転落しました。外注化が破綻し全系統で必要な要員が確保できなくなっています。JR東日本は3月12日のダイヤ改定で、この矛盾をより極端な攻撃で塗り隠そうとしています。すべての職名を廃止し業務を融合する。これは鉄道の歴史上初めてのことです。私たちが現場で日々、安全を守っていることを何と思っているのか! 私たちは3月ダイ改に断固、ストライキを構えて全力の反撃に立ちます。
 激しい攻撃は大きな矛盾を含んでいます。本質は民営化・外注化の破綻です。改めて外注化阻止闘争、反合理化・運転保安闘争を再構築して立ち上がります。
 グループ会社のCTS(千葉鉄道サービス)は正社員でも最低賃金ぎりぎりです。激しくインフレが進む中、大幅賃上げは当然の要求です。コロナ禍で職場の意識が大きく変わりました。だから、本気で22春闘に立つ決断をしました。
 2022年、三つの課題を掲げて闘いに踏み出していくことを訴えます。
 一つは、「復帰」50年の安保・沖縄闘争と改憲・戦争阻止闘争です。米軍と自衛隊の作戦計画は、南西諸島を戦場にし、中国軍とミサイルを撃ち合うことを想定しています。岸田政権下で歴史的な大軍拡と戦争国家化が進んでいます。沖縄「復帰」50年は、この問題に否応なく焦点が当たります。本気になって立ち上がれば、情勢全体を揺り動かす可能性を持っています。
 改憲情勢もこれまでと全く違う次元に入っています。自民党は5月連休までに全都道府県で改憲集会をやって7月参院選に進むと言っています。5月から7月を焦点に、全力で立ち上がらなければなりません。
 二つ目に、国鉄闘争と関生弾圧粉砕の闘いを軸に、連合と対決する運動を各地につくることです。連合は自民党との一体化を進めるほどに変質し、もはや御用労組、労資協調というレベルを超えています。資本・政府はさらに極端化した新自由主義攻撃の中で、連合的な労働組合さえ認めない攻撃をかけています。分割・民営化以来の労働運動再編が始まっています。この事態は、JRにおける「労組なき社会」化攻撃、関生支部に対する戦後最大の労組弾圧と一体です。
 三つ目に、25回の節目を迎える11月労働者集会にすべてを集約し、新たな飛躍を勝ち取ることです。11月集会の原点は1994年の9・18運動でした。93年に自民党政権が崩壊し、社会党の首相を自民党が担いで連立政権が生まれる事態になりました。労働者の階級意識を根絶する攻撃に立ち向かい、絶対に階級的労働運動を再生するという動労千葉の中野元委員長を先頭にした渾身の訴えで闘いが出発しました。11月集会は新自由主義の核心的攻撃だった階級的なものを根絶・一掃する攻撃に立ち向かい、展望を失うことなく闘いを継続してきました。1047名解雇撤回闘争を終わらせるために仕掛けられた2010年の4・9政治和解に抗して国鉄闘争全国運動が出発し、本日の集会も勝ち取られています。
 11月集会は画期的な国際連帯闘争をつくり上げてきました。韓国、アメリカ、ドイツ、イタリア、トルコ、ブラジルなど、コロナ下でますますその可能性が発展しています。本日はミャンマーの仲間に発言していただきます。ミャンマー軍の虐殺を最も支援しているのが日本政府・資本です。必死に闘うミャンマーの仲間と共に、日本で闘いを展開していきましょう。
 今年の11月集会でなんとしても労働運動変革の手がかりをつかみたい。新自由主義を終わらせ、改憲・戦争を阻止する鍵を握っているのは労働組合です。闘えば道は開ける。各地で実行委員会を開催し、今から1年間の実践に立ち上がっていただくことを心から訴えます。共に闘いましょう。

1047名解雇撤回闘争の正念場
最後の壁をうち破る闘い
 動労千葉副委員長 中村 仁さん

(写真 左から動労千葉争議団の高石正博さん、中村仁さん、動労総連合1047協議会の羽廣憲さん、小玉忠憲さん)

 国鉄1047名解雇撤回闘争は正念場です。勝利まであと一歩、ここが頑張り時です。30年を超える闘いは、国鉄分割・民営化は不当労働行為であると、真実を明らかにしました。
 2009年12月、動労千葉鉄建公団訴訟において東京地裁で伊藤嘉道証人(元国鉄職員局職員課補佐、証言当時、JR東日本高崎支社長)は、動労千葉12名は当初、採用名簿に載っていたこと、鉄道労連のごり押しで不採用基準が作られ、その策定を指示した張本人がJR東海・葛西敬之(元国鉄職員局次長)であったことを証言しました。
 斎藤英四郎(JR設立委員長)や葛西らの指示で採用が拒否されたのです。10万筆を超える解雇撤回署名が全国から寄せられ、不採用基準の策定は不当労働行為であると15年6月30日、最高裁に決定させました。
 国鉄分割・民営化は、国鉄労働者3人に1人の首を切り、団結や仲間づきあいをずたずたにし、誇りを奪う攻撃でした。中曽根が国鉄労働運動と総評・社会党をつぶして改憲・戦争に突き進むと公言した戦後最大の労働運動解体攻撃であり、新自由主義を全労働者に貫徹する攻撃でした。
 動労千葉は1985、86年、絶対反対で渾身(こんしん)の2波のストライキに立ち上がりました。28名の解雇、停職を含む200名以上の不当処分で、自分は千葉運転区支部の青年部長として6カ月の停職処分となり、動労千葉物販を持って全国を回りました。夜行列車で初めての土地に行き、待ち合わせの人となかなか会えず心細かったこともありました。支援の方の家に泊めていただいた時には、ご家族の皆さんに非常に恐縮したものです。
 私はJRに採用されず、87年4月1日から清算事業団で3年間を過ごし、90年4月1日には2度目の解雇となりました。08年、本部に戻り、物販オルグで動労千葉の国鉄闘争が全国の仲間の力で続いていることを実感しました。私たちの運動は、国鉄闘争の終結を狙う2010年4月9日政治和解に立ち向かった国鉄闘争全国運動として今日もここに集まっています。
 国鉄闘争を軸に3労組が呼びかける11月労働者集会は、戦争に反対し、国際連帯と職場から闘う労働運動として闘い抜かれています。昨年は学生を先頭に沖縄闘争、オリンピック反対闘争を闘いました。改憲・戦争をさせず、貧困・格差を根絶し、若者たちが仲間との団結を楽しいと実感できる社会にしていかなければなりません。
 2月11日、中野洋さんのお墓に線香をあげてきました。中野さんはほほ笑んで「負けるなよ」と言ってきました。国鉄闘争、1047名解雇撤回闘争の勝利の日まで闘う決意です。

関西生コン弾圧粉砕へ
闘う労組が労働者の希望
 全日建運輸連帯労組関西地区生コン支部書記次長 武谷新吾さん

 日ごろからの弾圧に対する闘いへの支援行動に感謝します。昨年は加茂生コン事件控訴審で逆転無罪判決を勝ち取るなど、多くの成果を獲得しました。関西の仲間をはじめ全国の闘う仲間の支援行動によるものです。大阪広域生コン協組の組合つぶしと産別運動つぶしの権力弾圧を粉砕し、勝利するまで闘います。ストライキをはじめ大衆行動で決着をつけます。
 昨今、JRでは頻繁に電車が止まっています。市場原理主義を推進するJRの民営化と合理化による人減らしが原因です。これを放置すると尼崎事故に見られる大きな事故に発展します。関西生コンでも組合つぶしで分会がなくなった工場で、死亡事故が立て続けに起こっています。職場に労働組合があれば、労働者が安全を注視して経営側に厳しく環境を整え、是正させることができます。労働者は闘う労働組合を求めています。この情勢をどう生かすかが問われています。権利侵害反対闘争と組織拡大は両輪です。現場でしっかり闘うことで労働者が闘う労働組合の存在を知り、希望を見いだし、闘う労働組合に結集するのです。
 国鉄闘争に勝利し、関西生コン弾圧を粉砕しましょう。階級的労働運動復権と闘う労働組合の全国ネットワークを実現するために、25年を迎える11月6日の労働者総決起集会の成功を目指して共に闘いましょう。

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