団結ひろば 投稿コーナー

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週刊『前進』04頁(3233号04面04)(2022/02/28)


団結ひろば 投稿コーナー

国鉄闘争35年の偉大さ実感
 千葉 山中 久

 2月13日、国鉄1047名解雇撤回闘争を支援する全国運動の呼びかけによる2・13労働者集会が東京の曳舟文化センターホールで開催されました。
 当日の様子、集会内容は「前進」を読んでもらえればと思っていますが、個人的には会場内で千葉内外の様々な人に出会え、自分のよく知る人の、驚くほどに気迫のこもった姿を見ることができ、大変よいものでした。
 今年の集会の特筆すべき点は、国鉄闘争が本当に正念場にあるということ、そして11月労働者集会のアピールがすでに発せられていることにあります。
 国鉄闘争の、あの山河のような歴史を600文字に収めることなど不可能です。しかし35年間という、途方もないような期間を闘い続ける不屈の精神、闘いそのものの偉大さは明白であるはずです。
 闘いが偉大すぎて、世間がそのすごさを理解しにくくなっているのではないかと心配になるほどの偉大さです。
 そして、11月集会のアピールをこんな寒い時期から行う、それはなぜか。それは、国鉄闘争当事者でもある動労千葉を始めとした闘う3労組の、11月労働者集会へかける思いの表れでもあります。
 1980年代に端を発した労働運動つぶしと国鉄闘争は、密接につながっています。
 今年の11月集会でちょうど25周年、四半世紀貫いてきた闘い・取り組みをいま一度飛躍させて、次なる四半世紀を勝ち取っていこう!

動労千葉とともに闘いたい
 首都圏・学生 千木良和也

 今回の2・13国鉄集会は、国鉄分割・民営化の最末期的形態に直面し、分社化、外注化、業務融合化へ突撃するJR東日本と「新自由主義からの脱却」と称して新自由主義をさらに推し進め、中国侵略戦争へ突撃する日帝・岸田政権への「戦闘宣言」に他ならないと考える。
 さらに国軍との死闘戦を繰り広げるミャンマー人民の連帯の訴えに対し、我々日本人民もこれに応え、ミャンマー人民との連帯の闘いを一個の決戦として闘い抜くことに、国際連帯で世界革命に勝利する地平があるだろう。
 私は以前より動労千葉のシンパでもあったが、この集会でただのシンパではなく、動労千葉の反合理化・運転保安闘争の戦列に加わり、合理化、外注化、業務融合化を爆砕する闘いを闘い抜きたいと思った。すでに合理化、外注化、業務融合化はもはや労働者だけの問題ではなくなり、利用者、地域住民を巻き込んだ問題へと発展しているからである。
 すでにJR東日本の山手線内の一部の駅では一部時間帯の無人化が行われ、千葉の内房線、外房線や成田線ではワンマン運転を3月のダイヤ改正から行おうとしている。
 さらには鉄道労働者の職名を廃止し、「柔軟な働き方」と称して、何でも屋のように本来の業務以外の業務をやらせるなど、JR東海やJR西日本すら実施しなかった大合理化を行おうとしている。
 これらはまさに労働者を総非正規職化へ追い込み鉄道の安全を根底から破壊するものであり、労働者、利用者、地域住民からしても絶対に許容してはならない。
 JR労働者のゼネストと実力闘争により外注化、業務融合化を爆砕しよう。反合理化・運転保安確立を掲げ、3月ダイ改阻止の闘いへ進撃しよう。

岡山でミャンマー連帯行動
 動労西日本書記長 山田和広

 2月1日、岡山駅前で、改憲・戦争阻止!大行進岡山が、ミャンマー(ビルマ)連帯街宣に取り組み、ビラ配布とリレーアピールを行った。
 街宣では、「岸田はミャンマー国軍支援をやめろ!日本帝国主義のミャンマー植民地政策粉砕!」とコールを上げた。日本帝国主義がミャンマー労働者から搾取・収奪し、ミャンマー国軍の虐殺に加担し続けていることを弾劾した。職場闘争を闘い日本帝国主義と天皇制を打倒することこそが具体的に連帯する行動であると明らかにし、ゼネストで闘うミャンマー労働者と団結しようと訴えた。
 動労西日本が「闘う労働組合を職場で組織しよう」と発言し、岡山大学全学連が「軍事研究を中止させキャンパスで闘おう」と呼びかけた。参加者は国家権力の妨害をはねのけて行動を貫徹した。
 この間の報道によれば、岡山市内の建設会社で働いていたベトナム人技能実習生が2年間も職場で暴行を受ける事件が発生している。古川禎久法相は1月25日、「速やかな対応を指示した」と述べているが、アジア人民から搾取・収奪する外国人技能実習制度そのものを粉砕しなければならない。
 また、1月30日には岡山市内で、中四国在住のミャンマー人グループ「ジャスティス・ミャンマー・チーム」がクーデターへの抗議集会を闘っている。
 さらに、2・13国鉄集会で在日ビルマ市民労働組合の発言を聞いた。闘う労働組合をよみがえらせ、日帝打倒を掲げて闘っていこうと気持ちを新たにした。

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