全国各地で反戦行動 岸田の改憲・核武装を許すな

発行日:

週刊『前進』04頁(3234号04面01)(2022/03/07)


全国各地で反戦行動
 岸田の改憲・核武装を許すな

(写真 8・6ヒロシマ大行動実行委員会が街宣【2月27日 広島市】)

(写真 洞口朋子区議がアピール【2月28日 東京・杉並区】)

(写真 大行進九州が抗議行動【2月27日 福岡市】)

(写真 大行進関西が駅前でマイクアピール【2月26日 大阪市】)


 ロシア・プーチンによるウクライナ侵攻を受け、ロシア国内をはじめ全世界で反戦闘争が闘われている(記事1、3面)。日本でも広島をはじめ各地で核戦争阻止の行動が行われた。
 広島では、8・6ヒロシマ大行動実行委員会が「今こそヒロシマから声を大にして反戦反核を訴える時だ!」と、2月23日に続き27日に街頭で反戦反核行動。「絶対に核戦争を許さない」「ロシアとアメリカはウクライナで戦争するな!」と、被爆2世、青年・学生を先頭に決起した。
 被爆者、被爆2世・3世は直ちに緊急声明(別掲)を発出した。
 2月27日の行動には20人以上が結集し、ビラ配布、横断幕・メッセージボードを持ったスタンディング、リレーアピール、INF配備反対署名をやり抜いた。ビラは1時間で300枚近くがまかれ、足りなくなるほど。マイクでの訴えに耳を傾ける人や歩み寄り激励をしていく人、共感をもって話しかけてくる人などが次々と現れた。新聞社やテレビ局の取材もあり、行動は当日夕方のニュースで報道された。
 東京では2月28日、杉並区役所前で洞口朋子杉並区議を先頭に全学連や東京西部ユニオンの労働者など約20人が「プーチンもNATOもウクライナから手を引け! 岸田政権の改憲・核武装を許さない!」と訴え、街頭スタンディングを闘った。
 洞口区議は「戦争は遠い国の話ではない。岸田政権は対中国を想定した軍事演習を強行し、敵基地攻撃能力の保有や改憲・戦争、核武装を狙っている。世界中で闘われている反戦デモと連帯し、日本からも声を上げよう」と訴え、多くの注目と支持が寄せられた。
 福岡では2月27日、改憲・戦争阻止!大行進九州の仲間がJR博多駅近くの音羽公園に結集して戦争反対の抗議行動を行った。
 反応はきわめて鋭く、好天に恵まれたこともあってビラは吸い込まれるように受け取られた。前日には久留米駅前で百万人署名運動の仲間が行動に立ち上がった。社会的な注目も高く、どちらの行動も地元紙で報道され反響を呼んでいる。
 大阪では2月26日、改憲・戦争阻止!大行進・関西が京橋駅前で街頭宣伝を行い、戦争を止めるための行動を起こそうと呼びかけた。緊急の行動にもかかわらず関西各地から10人を超える仲間が集まり、ビラは普段の1・5倍にあたる300枚を配布。改憲反対署名も20筆近く集まった。
 香川では2月28日、日教組香川三観地区教職員組合がJR高松駅前でビラまき街宣を行った。香川連帯ユニオン、香川・星野さんを取り戻す会も参加した。
 ビラは帰宅中の労働者・市民に吸い込まれるように受け取られ、約1時間で300枚超がまかれた。「教職員組合のビラですね。ご苦労さま」と声をかけてくる労働者や「戦争反対のデモは行わないのですか?」と尋ねてくる若者もいた。

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