闘うべき相手は自国政府だ 3・26新宿駅 洞口朋子杉並区議の演説

発行日:

週刊『前進』04頁(3238号01面02)(2022/04/04)


闘うべき相手は自国政府だ
 3・26新宿駅
 洞口朋子杉並区議の演説

(写真 3月26日夜、東京の新宿駅東口広場でウクライナ反戦の緊急行動が「改憲・戦争阻止!大行進」の呼びかけで行われ、120人が結集した。全学連と洞口朋子杉並区議、大行進呼びかけ人の高山俊吉弁護士、森川文人弁護士らがマイクを握り訴えた。その後、駅を一周するデモを行い、「ロシアも米・NATOもウクライナから手を引け」の訴えが沿道の人々の圧倒的な共感を呼んだ)

(写真 ボードを掲げて市民にアピール)


(写真 新宿駅前で訴える洞口朋子杉並区議)

 今日のデモはロシアのウクライナ侵攻を絶対に許さないデモです。ウクライナ侵攻の開始から1カ月経ちました。多くの民衆が虐殺され、ロシアの兵士にも多くの犠牲者が出ています。
 この戦争は一体、誰のための、何のための戦争なのかを今こそはっきりさせなければいけない。岸田政権はこのウクライナ戦争をも契機として、憲法改悪と核武装、日米帝国主義による中国侵略戦争に突き進んでいます。この攻撃を絶対に許してはなりません。
 国会を始め議会では、自民党から日本共産党まで、すべての既成政党がロシア・プーチンのみを非難して自国政府の戦争、あるいはアメリカ帝国主義の戦争には何も言わない、反対しないという、許しがたいことが起きています。
 先日の国会でのゼレンスキー演説に続いて、大阪市議会はウクライナの駐日大使にオンラインで演説させようとしています。そういう動きが地方議会で始まっています。私たちはこの戦争に絶対に加担してはいけない。ロシア・プーチンのみを非難するのではなく、アメリカ帝国主義とNATO、そして日本の岸田政権、こういう戦争している自国の政府を全員引きずり倒して、戦争のない社会を今こそつくる時だと思います。
 ロシアの反戦デモは、プーチン政権の許しがたい弾圧のもとで闘いぬかれています。ウクライナでも、新自由主義者のゼレンスキーと対決して、労働組合が闘っています。私たちが闘うべき相手は資本であり、権力です。バイデン、プーチン、岸田政権----戦争で利益をむさぼるこうした連中を全員、一人残らず倒しましょう。皆さん、一緒にデモをやりましょう。一緒に声を上げましょう。

このエントリーをはてなブックマークに追加