4・28沖縄デー各地で決起

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週刊『前進』02頁(3243号01面02)(2022/05/09)


4・28沖縄デー各地で決起

 4・28沖縄デー(1952年のサンフランシスコ講和条約発効で沖縄が日本から切り離され米軍の統治下に置かれた日)に際し、各地で「米日の中国侵略戦争阻止、沖縄を戦場にするな」と、反戦闘争が力強く闘われました。(編集局)

●市谷(東京)


(写真 中国侵略戦争やめろ!防衛省に抗議 改憲・戦争阻止!大行進と全学連が呼びかけて防衛省へデモと申し入れ【4月28日 東京・市谷】)

 4月28日、改憲・戦争阻止!大行進と全学連の主催で東京・市谷の防衛省へデモと抗議行動が行われました。
 デモは法政大学の門前から出発。学生の注目が集まる中、全学連の仲間が「南西諸島をミサイル基地にするな!」「日米安保を粉砕するぞ!」とコールをリードし、防衛省前では「ミャンマー人民の虐殺に加担するな」「ウクライナに武器を送るな」のコールに力がこもりました。 デモの後、防衛省に申し入れと抗議行動を行いました。改憲・戦争阻止!大行進はウクライナ戦争に乗じて改憲と大軍拡、核武装を狙う岸田政権を弾劾し、「米日政府による中国侵略戦争を絶対に阻止する」と宣言。辺野古新基地建設の即時中止、南西諸島へのミサイル部隊配備計画の撤回、ミャンマー国軍への支援・教育訓練の中止を強く求めました。
 行動には在日ビルマ市民労働組合のメンバーも参加しました。また、東京労組交流センターの山口弘宣代表、労働者兵士行動委員会、全学連などがアピールしました。

●沖縄

(写真 沖縄・県庁前行動【4月28日 那覇】)

 沖縄・那覇市では28日、改憲・戦争阻止!大行進沖縄と沖縄大学学生自治会の共催で県庁前スタンディングとデモを行い、戦争反対と全基地撤去を訴えました。右翼が街宣カーで大音量を流して妨害に来ましたが、飛び入りで参加する人や右翼に抗議する人も現れ、妨害を蹴散らしてスタンディングをやりぬくことができました。
 国際通りではデモ隊のコールに合わせて拳を上げる人も多く、沿道ではビラが次々と受け取られ、用意した300枚がデモ終了までになくなりました。
(沖縄大学学生自治会・A)

●横田(東京)

(写真  東京・横田基地デモ【4月29日】)

 29日、改憲・戦争阻止!大行進三多摩実行委員会の主催で米軍横田基地へのデモを闘いました。大雨の中、東京各地から70人を超える人が参加しました。
 デモ前の集会では横田・基地被害をなくす会の福本道夫さん、地域の合同労組の仲間、三里塚芝山連合空港反対同盟の伊藤信晴さん、全学連がそれぞれ連帯あいさつを行いました。
 デモは多くの人々の注目を集め、沿道では特に若者がビラを多く受け取ってくれました。自作のボードを持って参加した人は「横田基地に来るのは初めて。都内にこんな基地があるのかと驚いた」と語りました。
(改憲・戦争阻止!大行進三多摩実行委員会・らて)

●泉佐野(大阪)

(写真 大阪・泉佐野【4月29日】)

 大阪府泉佐野市では29日、関西合同労組、泉州住民の会、関西労組交流センターの主催で4・28沖縄反戦デー集会とデモを闘いました。集会で基調報告を行った中川いくこさんは、「ウクライナ支援を口実に岸田政権は自衛隊を派遣し、同時に中国侵略戦争で再び沖縄を戦場にしようとしている。今こそ戦争反対の声を挙げよう。泉佐野市議選に勝利し、日米会談・クアッド会合粉砕!5・22全国総決起闘争に攻め上ろう」と訴えました。関西生コン支部の武谷新吾書記次長、改憲・戦争阻止!大行進関西の冨山小太郎さん、関西合同労組の組合員、全学連が発言し、関西合同労組の黒瀬博匡委員長のまとめと行動提起を受けた後、泉佐野駅までデモを行いました。
(関西合同労組泉州支部・泉三郎)

●京都

(写真 京都・河原町【4月28日】)

 京都市内では28日、全学連と改憲・戦争阻止!大行進京滋の呼びかけで反戦デモを行い、京都大学の新入生やこの間の反戦デモで知り合った市民など約40人が集まりました。デモ出発前、全学連の学生が5・15沖縄闘争と5・22東京デモへ決起を訴え、京滋労組交流センターや京大生がアピールを行いました。
 電飾を施したサウンドカーを先頭にデモに出発。高校生や市民が何人も飛び入りで参加するなど、これまでとはけた違いの反響に驚きました。ウクライナ戦争が始まって以降の人々の政治意識の高まりをひしひしと感じました。
(マル学同中核派・京都大学支部)

●岩国(山口)

(写真 山口・岩国【4月29日】)

 山口県岩国市で29日、琉球新報記者・新垣毅さんを招き「ウクライナ侵略許すな! 核戦争を阻止しよう! 沖縄・岩国―日本全土への中距離核ミサイル配備に反対4・29岩国集会」を開催、約70人が参加しました。新垣さんは、米国による中距離弾道ミサイルの日本配備計画などを説明、「コロナの検疫さえできない日本政府が米軍の核の査察などできるのか」と語り、「核共有」を主張する自民党政治家への怒りを表明しました。
 集会後のデモでは、極東最大の米軍基地の街・岩国に「市民と兵士の命を守れ」の声を響かせました。
(8・6ヒロシマ大行動実行委員会・A)

●福岡

(写真 福岡【4月29日】)

 福岡市内で29日、「沖縄を戦場にさせない 改憲・中国侵略戦争阻止!4・29沖縄デー集会」を開催しました。沖縄現地で闘う全学連の学生が講演を行い、「ウクライナ戦争の最中でもアメリカは最大の敵国として中国を位置付け、日米共同軍事演習を激化させています。辺野古新基地は核兵器の貯蔵可能な基地としても位置付けられています。全学連は全力で沖縄闘争を闘う。5・15沖縄に結集し、共に闘いましょう」と熱烈に訴えました。
 集会後、福岡市内の繁華街を一周するデモを行いました。長崎被爆者の女性を先頭に「安保粉砕・米軍基地撤去」「核戦争を阻止しよう」と声を挙げ元気に行進しました。
(改憲・戦争阻止!大行進九州事務局)

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