星野・大坂闘争勝利へ 全島ゼネスト―渋谷闘争継承誓う

週刊『前進』04頁(3245号03面04)(2022/05/23)


星野・大坂闘争勝利へ
 全島ゼネスト―渋谷闘争継承誓う

(写真 会場を埋める結集で星野集会【5月15日】)

 「復帰」50年の5・15沖縄闘争は、岸田の記念式典参加を実力抗議デモで痛撃し、右翼の妨害をはねのけ、大成功・大高揚しました。参加者全員が沖縄の最前線基地化を許さない、中国侵略戦争を絶対に許さないと心を一つにして闘い抜く中、51年前に闘われた沖縄返還協定批准阻止の11月決戦と星野文昭さんの闘いが、今再び現代に、われわれ一人一人の中によみがえってきました。
 5・15記念式典弾劾行動の終了後、沖縄県青年会館で「星野・大坂闘争勝利! 全国交流集会」が開催されました。闘いの熱気そのままに、例年をはるかに超える100人もの仲間が集まりました。
 最初に司会者から「労働者の意識が一変し、沖縄現地で闘いの機運がものすごく高まっている。今日も集会・デモへの飛び入り参加が多数あった」と報告されました。星野さんをとり戻そう!全国再審連絡会議共同代表の狩野満男さんは「情勢は50年前以上だ」とし、世界戦争情勢と対決し星野さんの闘いが継続していることの勝利性を提起しました。星野暁子さんは大坂正明さんの5・15メッセージを全文読み上げ、「沖縄闘争を常に軸に置く大坂さんの提起に学ぼう」と訴えました。
 大坂さん救援会事務局からは、51年前の闘争でまともな審理ができるのか、星野再審に向けても重要な裁判が今年いよいよ始まることが報告されました。また大坂さんと同郷の仲間たち「帯広カルテット」も登壇し、熱く奪還への思いを語りました。
 続いて各地の星野救援会から活動報告が行われました。大阪の仲間は「関西生コン支部にも闘いを提起して共に闘っている」と発言、大きな拍手が起きました。三多摩の仲間は「星野さん獄死を許さず、毎月1日に駅前で街宣をやっている」と継続的な闘いを報告しました。
 「復帰」50年の祝賀ムードを粉砕する闘いは、沖縄で闘う労働者・学生・市民と一体となり、さらに星野さんや大坂さんが命をかけて闘った、11・14渋谷闘争を今日によみがえらせました。死してなお、星野さんは一人一人の胸に、体に、思想として残り、大坂さんはその生きた継承者として不屈に闘っています。
 星野国賠訴訟勝利、無実の大坂さんの奪還に向け、正念場の今年、全力で闘うことを全参加者が誓い合いました。
(星野さんを取り戻す会・静岡 山本研二)
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