スリランカで革命始まる

週刊『前進』04頁(3253号04面02)(2022/07/18)


スリランカで革命始まる

(写真 7月9日、コロンボの大統領公邸に突入した労働者人民)

(写真 医療労働者が賃上げを要求しスト【3月3日 コロンボ】)


 7月9日、スリランカの1千万人以上の労働者人民が決起。コロンボでは大統領公邸に突入し、ラジャパクサ大統領を打倒した。
 2~3月、鉄道、医療を始めとした労働組合が先頭でストに決起した。4月28日には全国で1千近くの、5月6日には2千以上の組合がゼネストに参加。労働者は戒厳令、軍の弾圧と激突して街頭を制圧した。
 ウクライナ戦争・世界的インフレの中で、スリランカは対外債務の取り立てで外貨が底をつき、燃料・食料が欠乏した。昨年12月に1200ルピーだったプロパンガスボンベは、3月には5000ルピー出しても買えなくなった。
 中国が「一帯一路」戦略の要衝としてスリランカに進出する中で、米帝はラジャパクサ政権を抱き込み、過酷な返済条件を強制し、債務地獄をつくり出したのだ。スリランカで始まった革命に続こう!

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