山本卓雄さんを偲ぶ会 8月6日、広島で開催

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週刊『前進』04頁(3257号04面02)(2022/08/22)


山本卓雄さんを偲ぶ会
 8月6日、広島で開催

(写真 山本卓雄さんの遺影に献杯)


 8月6日夕刻から広島市東区民文化センターで、山本卓雄さんを偲(しの)ぶ会が開催された。山本卓雄さんと共に広島大学学生運動の黎明(れいめい)期を担った伊谷和男と野口照生が呼びかけた。8・6ヒロシマ大行動が終わった直後にもかかわらず、40人の仲間が集まった。彼と闘いの隊列を共にしてきた人、様々な交流のあった人、彼の背中を見て闘いに立ち上がってきた人が集まった。
 革命的共産主義者同盟を代表して秋月丈志書記長が追悼の言葉を述べた。動労西日本の大江照己委員長は「私は山本卓雄さんとは面識はないけれど、『前進』の一読者として偲びたい」とかけつけた。また元全学連委員長の秋山勝行さんが共に闘った思い出を語った。多くの仲間が山本卓雄さんへの思いを語り、偲ぶ言葉を述べた。
 山本卓雄さんは、広島県安浦町の出身。1965年4月広島大学理学部地学科に入学。広島学生会館に居住して、日韓闘争、ベトナム反戦闘争の先頭に立つ。66年度前期の広大教養部学友会執行委員長となって広大学生運動の基礎を作り、全学連再建の中心を担った。また、67年10・8羽田闘争、68年1月佐世保エンプラ闘争、69年東大闘争の先頭で闘って「前科4犯」となった。その後、闘いの場を東京に移し、「城戸通隆」と名乗り、「前進」の編集長となり、革命家としての人生を全うした。彼との出会いがその後の人生を決めたと言う仲間は多い。一度でも会うと忘れられない人間味あふれる人物。広島出身の不世出の革命家に相応しい偲ぶ会に、8・6広島での偲ぶ会はなったと思う。安倍国葬粉砕! 岸田政権打倒! 今秋反戦大闘争に立とう! 11月全国労働者集会の大結集を勝ち取ろう!
(動労西日本執行委員、東大闘争元被告 野口照生)

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