各地で国葬反対行動 9・23-27闘争へ

発行日:

週刊『前進』04頁(3260号04面03)(2022/09/12)


各地で国葬反対行動
 9・23-27闘争へ

●香川
 教育労働者先頭に注目集めデモ

(写真 解放感のあるデモに【9月4日 高松市】)

 8月30日に香川県観音寺市で、9月4日には高松市で安倍国葬に反対する集会とデモを行いました。
 8月30日の観音寺集会は星野絵画展後に開催され、地元の日教組香川三観地区教組の教育労働者を先頭にかちとられました。冒頭には、切迫する中国侵略戦争の最前線基地となりうる沖縄の米軍基地建設をドローンで空撮したドキュメンタリー映画「ドローンの眼(め)」を上映しました。
 片山元久委員長は、数々の悪行を犯した国家犯罪人「安倍晋三」を祭り上げる国葬は戦争攻撃と一体であると訴え、「教え子を再び戦場に送らない」を原点に教育現場で弔意や服喪の強制をさせないよう、県教委はじめ各機関に申し入れたと報告しました。
 そして「星野闘争は反戦闘争だ。もし星野さんが今ここにいたら何をするか。労働組合こそが反戦の旗を掲げ、あらゆる職場の矛盾を戦争攻撃と捉え、職場の仲間を組織し、組合への加入と戦争反対を訴え団結して闘うと思う」と熱く訴えました。意見交換では「星野さんが獄死=虐殺されたときに総理だった安倍の国葬など絶対ありえない」との声が上がりました。
 9月4日の高松集会では、反原発で闘っている人から「岸田の原発再稼働は戦争準備だ。また、従軍慰安婦問題を開き直った安倍を許さない。しかも当時の外相が岸田だった!」と怒りの声が上がりました。
 行動提起を行った私からは「なぜ税金37億円もかけて国葬に値もしない人間の葬式をやるのか? 安倍の戦争政治を礼賛し、正当化し、『台湾有事』をはじめとする中国侵略戦争に向けた国民の戦争動員へつながる策略だ! こんな国葬など私たちは絶対反対! 腐りきった政治家、支配体制を労働者の団結で打倒しよう! 9・23―27に大結集を!」と訴えました。
 続く市内デモは、香川における初の国葬反対の街頭実力闘争となり、9・23―27の前哨戦として、参加者一同「国葬反対」「戦争反対」の声高らかに最後まで貫徹しました。商店街では圧倒的注目で、知り合いから応援の声をかけられたり一部飛び入りがあったりと、達成感・解放感のあるデモとなりました。9・23―27安倍国葬粉砕、11月労働者集会、来年のG7広島サミット粉砕へ、総決起して闘いののろしをあげ、団結して突き進もう!
(香川連帯ユニオン書記長・吉田康彦)

●東京東部
 区役所・区教委に連日申し入れ

 8月18日、退職教員2人で葛飾区教育委員会に行きました。申入文では、子どもたちを再び戦場に送らないために来たことを述べ、「国葬」強行は戦争と改憲を進めるためだと弾劾し、学校を動員しないことを強く求めました。教育長と5人の教育委員に届ける約束を取り付けました。
 19日には、改憲・戦争阻止!大行進東京東部実行委員会と婦人民主クラブ全国協東京東部支部による、区長・教育長あての申入書を持って墨田区と江東区を訪問。「国葬」は安倍を祭り上げて戦争に国民を動員していくものであり、多くの労働者家族が生活苦を強いられているのに税金を使うなと弾劾しました。
 23日には江戸川区役所前でビラをまき、区長と教育委員会へ申し入れました。中国への侵略戦争に参戦するために法的根拠もない「国葬」を強行するなど言語道断だと訴えました。
 31日には足立区役所前でのビラまき後に申し入れ。内閣府は「国民一人一人に喪に服することを求めるものでない」と言っているがどうするつもりかと問いただしました。区は「返答しないことにしている」との対応。改めて「国葬」自体が強制だと痛感しました。団結して粉砕しましょう。
(改憲・戦争阻止!大行進東京東部実行委員会)

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