大激動下の2023年統一地方選杉並区議選の勝利へ総決起する 革共同東京西部地区委員会

週刊『前進』04頁(3262号02面01)(2022/09/26)


大激動下の2023年統一地方選杉並区議選の勝利へ総決起する
 革共同東京西部地区委員会

 2022年前半の必死の闘いを経た今、鮮明にすべきは、開始された世界戦争を見すえるとともに、プロレタリア革命の現実性を現実の革命へ転化する決定的な地点に来たこと、22年後半から23年がその時代への突入であることだ。米日帝国主義の中国侵略戦争に、戦争絶対反対・自国政府打倒の革命的内乱を対置して闘いぬこう。9・23―27国葬粉砕・大反戦闘争から11・6全国労働者集会・改憲阻止!1万人大行進を首都東京でかちとろう。
 この闘いは来春統一地方選・杉並区議選勝利の闘いと一つだ。19年洞口朋子同志当選の画期的な勝利を得た労働者民衆は、安倍、菅を引きずりおろし岸田を追い詰めてきた。杉並では昨秋、石原伸晃をたたき落とし、6月には反動田中良区政を倒した。根底的な怒りが「野党共闘」を超えて示されたのだ。戦争と民営化は医療福祉、保育、教育、地域環境を破壊し続けてきた。洞口同志を先頭にした闘いが議会内的取引ではなく労働者住民の絶対反対の闘いに依拠してきたことが、深い覚醒(かくせい)を生み出し拡大しているのだ。
 情勢はさらに一変した。まったく新たな闘いとして23年区議選へ向かう。戦争絶対反対を貫いてプロレタリア革命の道を開く出発点にする。全党の同志と支持者に、共に闘い共に勝利することを呼びかける。

自国政府打倒し世界戦争阻もう

 日帝は、日米会談から北大西洋条約機構(NATO)首脳会議をもって世界戦争、ロシア・中国侵略戦争への参戦国となった。日本労働者階級は5月の実力決起から7・8安倍銃撃をも契機に国葬への怒りを通して「外への侵略戦争、内への階級戦争」に対する怒りを爆発させ始めた。
 労働者階級は社会を変え歴史を変える主体だ。英交運ストはジョンソン政権を倒し、イタリアでもスリランカでも政権を倒した。韓国ろうそく革命、20年アメリカ発のBLM運動など世界の階級闘争と結びつき闘ってきたのが、動労千葉をはじめ11月集会の中心にすわる3労組だ。この秋の闘いで歴史を動かそう。
 この間の闘いは大きな地平を開いている。2・24ウクライナ開戦直後の3・3区議会での「ロシア非難決議」に洞口同志はただ一人反対し、米欧日帝の戦争と対決し自国政府打倒、万国の労働者団結せよと全国・全世界の労働者に訴えた。3・3決起は連日の反戦デモ、5・15沖縄、5・22バイデン来日・日米会談粉砕の実力闘争のさきがけとなった。7・8安倍銃撃のその日に杉並区内で反戦デモを打ちぬき、8・6ヒロシマの先頭に立った。改憲・戦争へ突進する岸田政権に対し、国葬をぶっ止め、自民党政府を倒し、世界の労働者民衆と固く団結して世界戦争を止めよう。

21世紀革命担う新世代の団結を

 安倍国葬、改憲・戦争に怒る労働者人民は生きるために立ち上がっている。
 コロナ感染・まん延による医療崩壊も戦争と直結している。新自由主義の大崩壊、大恐慌はコロナと戦争を不可避とする。帝国主義者どもはコロナで労働者人民が死ぬことを何とも思わず、労組を破壊し過労死や労災や低賃金と分断を極め、社会そのものを破壊してきた。あらゆる差別・分断が戦時下で極限的に強まる。だが連合の帝国主義労働運動も分解の危機にあり、動労千葉―3労組を中心とした階級的労働運動が少数から多数派に転ずる好機だ。
 民営化は新自由主義の崩壊と一体で大破綻を始めた。鉄道、郵便、保育、児童館、清掃、水道、給食など民衆が生きていくための全て、労働組合の破壊を核心的狙いに民営化してきた全てが失敗したのだ。国土交通省路線のような戦時体制でのりきろうとすることなど絶対にさせない。
 洞口同志は多くの青年労働者、学生、女性労働者と結びつき、格闘を共にしてきた。戦争の時代は革命の時代だ。革命運動は青年のものだ。労働組合をはじめあらゆる運動を大胆に階級的・戦闘的に転換する力は青年、女性の中にある。
 東京西部地区は、半世紀以上、反帝国主義・反スターリン主義の労働者党建設の一環として革命的議会主義を先頭で実践してきた。わが地区で不屈に闘いぬいてきた長谷川英憲同志、指導的労働者であった山本敏昭同志の遺志を継いで、これまでの幾多の実践、多くの血を流して鍛えあげてきた階級的な理論と実践を発展させて新たな世代の革命派をつくろう。
 革共同は戦争と革命の時代に躍り込む8回大会を闘いとった。今秋反戦闘争、11月集会の組織化をやり遂げ、21世紀革命を展望する重要な環として来春統一地方選・杉並区議選に勝利しよう。革共同東京西部地区委員会は東京都委員会と共にその先頭に立つ。共に闘おう。
------------------------------------------------------------

区議会で国葬の本質暴く
 洞口区議の闘いに大きな注目

(写真 一般質問を行う洞口区議【9月20日】)

 9月20日、洞口朋子杉並区議が区議会で一般質問を行いました。労働者民衆の怒りが田中区政を打倒し、岸本聡子新区長のもとでの初の定例議会。区議会には連日傍聴者があふれ、社会全体が注目しています。
 洞口区議は労働者民衆の怒りの先頭に立ち、国葬中止や会計年度任用職員制度撤廃など大きく6点にわたって主張・質問しました。
 とりわけ国葬については、「『安倍政治の美化』のための国葬に反対です」「国葬は『9条改憲・戦争への道』だから反対です」「労働組合のナショナルセンター・連合の会長も国葬に出席し、労働者が『国策』に反対できなくなる構図こそ戦争国家体制づくりです」「最初から最後まで、時の権力者のため=自民党政権のための国葬です」と、鮮明に攻撃の本質を暴く主張を行いました。
 質問に対して岸本区長は「杉並区としては国葬時の弔旗・半旗の掲揚は行わない」と答えました。また、岸本区長がある国葬反対デモに参加したことに自民党議員が激しくかみついたことに対し、洞口区議だけが真っ向対決しました。共産党はそもそも、国葬については全く触れもしなかったのです。
 この日、「改憲・戦争阻止!大行進」は、杉並区役所前での早朝からのビラまき、9・23安倍国葬阻止闘争を呼びかける昼休みの街頭宣伝など、議会内外が呼応する一日闘争を闘いぬきました。
(東京西部 伊藤昌樹)

このエントリーをはてなブックマークに追加