国葬反対・地域破壊許すな 大行進八尾が申し入れとデモ

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週刊『前進』04頁(3262号04面04)(2022/09/26)


国葬反対・地域破壊許すな
 大行進八尾が申し入れとデモ

(写真 中国侵略戦争阻止・国葬反対デモ【9月14日 八尾市】)

 9月14日、「改憲・戦争阻止!大行進八尾」は大松桂右八尾市長と浦上弘明教育長に「安倍元総理の国葬に反対です。弔意を強制しないように」と申し入れを行いました。また、この日は西郡にある市立共同浴場「錦温泉」が長らく故障し放置されていることについて住民の怒りが爆発し、全国水平同盟西郡支部が住民と共に「直ちに再開せよ」と申し入れをしました。その後「国葬反対」を掲げデモをやりぬきました。
 まず大行進八尾は、藤木好枝代表(八尾北医療センター労働組合委員長)など3人が教育政策課に対し「中国侵略戦争のための国葬に反対だ」と申し入れを行いました。
 また「錦温泉に関する申し入れ」には、ビラを見て住民が「自分も言いたい」と駆けつけ、初参加の人も含め総勢10人が八尾市地域共生推進課の担当者たちを徹底追及しました。
 「市営住宅には風呂がない。共同風呂が6月からずっと壊れてほったらかしだ。抗議に行ったら『4年後には風呂付きの住宅ができる』と。4年間ずっと我慢しろというのか」「よその風呂まで汗だくで片道30分もかかる。行けない人も多く、生活上・健康上の大問題だ」「支部で話し合いを重ねる中ではっきりしたのは、湯船を囲んだよもやま話がコミュニティーを形作っているということ。その中心がぽっかりなくなる。錦温泉の破壊は地域解体・破壊そのものだ」
 この切実な訴えと鋭い追及に市側はうろたえ、平謝りするのみでした。635世帯に風呂がない現実を市はつかんでいながら平気で故障を放置し、8月にようやく壊れた濾過(ろか)装置を発注したというのです! ますます怒りに火がつきました。
 「初めて参加した人が一番多く発言し感動。住民が次々決起してくる時代だと実感した。支部としてやりぬき、これを地域全体に返していく一歩になった」「闘いがよみがえった。口々に苦しい状況を訴えた。まだ3カ月かかるなんて許せるか。どうするのか市は答えられない」「申し入れの現場で団結がつくられていった」「今までで一番よかった。みんな生き生きしていた。団結して闘えば勝てる」。直後に行った大行進八尾定例会での総括討論では、勝利の報告で大いにわきました。
 追いつめられた八尾市は「一軒一軒謝罪して回ります」と言いましたが、勝利であると同時に「これは団結破壊の分断だ」と討論を通してつかみ、10月1日に勝利の報告会を行うことを決めました。八尾北と西郡は一体です。さらに団結を固め、9・23国葬阻止から11・6労働者集会へ前進します。
(改憲・戦争阻止!大行進八尾/八尾北労組 木下徳美)
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