大坂さん裁判、東京地裁前の訴え

週刊『前進』04頁(3267号04面03)(2022/10/31)


大坂さん裁判、東京地裁前の訴え


 10月25日、大坂さん裁判と並行して東京地裁前でアピールした全学連の発言(要旨)を掲載します。(編集局)

実力で戦争とめる
 全学連書記長 長江光斗

 全学連は、大坂正明さんは全くの無実であることをはっきりと宣言したい。
 どうして国家権力がこの裁判にこれだけこだわるのか。それは50年前の11・14渋谷暴動闘争のような闘いがこの社会を席巻し、大坂さんのように実力で戦争反対に人々が立ち上がることを国家権力は何より恐れているからです。
 私たち全学連はこの1年間、本土と沖縄を結ぶ沖縄闘争を、沖縄大学の赤嶺知晃委員長を先頭に闘いぬいてきました。今年5月の沖縄「復帰」50年記念式典粉砕闘争、日米首脳会談・クアッド粉砕闘争を闘い、9月には安倍国葬を粉砕する闘いに打って出ました。この闘いには、多くの青年・学生が決起し、全国から飛び入りの学生が駆けつけてくれました。本当に青年・学生の決起が始まっています。
 この闘いをもっともっと広げて、獄中の大坂さんに届けたい。そして大坂さん・星野文昭さんの無実を絶対に証明しましょう。全学連は全力で闘いぬきます。

今こそ安保粉砕を
 全学連副委員長 神野豊典

 この大坂さんの無実を勝ち取る裁判闘争は、単に50年前の話をしているわけでは決してありません。むしろいま本当に戦争を止めていくために、核戦争になろうとしている第3次世界大戦を止めるために私たちは何をするべきなのか、どこに止める力があるのか、それを示す闘いがこの大坂さんの裁判です。
 50年が経った今こそ大坂さんらが先頭で闘った安保粉砕・全基地撤去・日帝打倒の70年闘争が全く正しかったことが今まさに証明されています。
 本当に基地を撤去して安保を撤廃して、そして戦争に突き進む日本帝国主義を倒さなければ私たちは生きていけない。私たちは、大坂さんを奪還するのはもちろん、この日本の戦争に反対し資本主義を打倒する。沖縄の基地を撤去する。安保条約を撤廃させる。それを労働者・学生自身の力でやり遂げる。その闘いを進めることと一体で大坂さんを奪還しましょう。
 戦争反対・資本主義打倒の闘いの中で大坂さんと合流しましょう。今日はその出発点にしていきましょう。

このエントリーをはてなブックマークに追加