全社会巻き込む運動に衝撃 全学連副委員長 矢嶋尋

週刊『前進』04頁(3271号02面02)(2022/11/28)


全社会巻き込む運動に衝撃
 全学連副委員長 矢嶋尋

(写真 労働者大会で「労働改悪阻止」)


 3年ぶりの訪韓闘争に参加しました。新執行部をはじめ、私を含む全学連代表団の若い仲間にとっては初めてです。実際に労働者大会や闘争現場を見て、熱量と規模に圧倒されました。 全国労働者大会では、ソウルの大通りを数㌔に渡って10万人規模の参加者が埋め尽くし、最後に「労働者が主人になる日まで......」と歌う民主労総歌と共に各労組の旗が行進する堂々とした姿と一体感に思わず涙が出ました。翌日は、ソウル市庁の民間委託予算削減反対を訴える籠城闘争現場、LGハロービジョン本社に非正規雇用者の解雇阻止・正規雇用を求める籠城闘争現場を訪問しました。
 公道などにテントを張り長期にわたって座り込む籠城闘争を日本で目にすることがないので新鮮だとLG本社前で闘っている方に話すと、「先人たちが闘ってきた結果、籠城は当たり前の文化になっている」「会社への圧迫、労働者の決意の表明、市民へのアピールなど多くの意義・目的がある」と話してくれました。
 今回、現地に降り立って最初に目にした空港労働者が民主労総の「ゼネスト勝利」のゼッケンを着けていたことに衝撃を受けましたが、韓国では労働運動が全社会を巻き込んで取り組まれていることが次々と新たな闘いを生んでいるのだろうと思いました。日本でも政治と日常の分断を打ち破る巨大な反戦闘争をつくり出していくことが喫緊の課題です。
 チョンテイル烈士が「私たちは機械ではない」「勤労基準法を守れ!」と叫んで22歳で焼身自殺してから52年。新自由主義と戦争による労働者階級への攻撃が激化する今こそ、彼の精神を継承し「私たちは人殺しの道具ではない」と、世界中の労働者の団結した力で支配階級に示していかねばなりません。今回の訪韓は新世代がその力をつくり出していく一歩となりました。

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