三里塚反対同盟の闘争宣言2023 強制執行を粉砕しよう

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週刊『前進』04頁(3277号03面03)(2023/01/16)


三里塚反対同盟の闘争宣言2023
 強制執行を粉砕しよう

(写真 反対同盟を先頭に、南台農地から新年初の敷地内デモに出発【1月8日 成田市】)

 57年目の三里塚闘争は、市東さんの天神峰農地への強制執行攻撃との闘いの渦中で新年を迎えた。11月24日からの臨戦態勢24時間座り込み闘争により、現在まで46日間守り抜いている。決戦本部は年末4日間決戦を構え、年内執行を実力で粉砕した。全国から結集した学生がこの闘いの先頭に立った。まさに「人は石垣、人は城」である。この態勢を永続的に維持・発展させ、強制執行攻撃を粉砕しよう!

 岸田政権は実質改憲というべき安保政策の大転換に踏み込んでいる。安保3文書改定は中国に対する戦争宣言である。5年間で43兆円もの大軍拡で、中国への攻撃能力を構築するという戦争国家への大転換だ。絶対に許してはならない。
 この動きと連動して、成田空港会社は更なる機能強化に向けて「新しい成田空港」構想をぶち上げ、ターミナルの統合、貨物地区の整備、鉄道・道路のアクセス改善など、空港全体を造り直す計画を明らかにしている。この構想は、浜田防衛相が成田空港と下地島空港の軍事使用を明言しているように、「機能強化」に名を借りた「軍事転用計画」である。

 岸田政権の戦争準備と一体となった成田空港の軍事空港化を粉砕しよう。沖縄・辺野古をはじめとする全国の反戦反基地運動と連帯して、ウクライナ戦争反対、軍拡反対、改憲阻止へ闘おう。原発60年稼働を許さず、全ての原発廃炉へ闘おう。食糧危機を招く農業破壊や環境破壊に反対しよう。地球環境を守り、軍事利用に反対する空港拡張反対署名を発展させ活用しよう。あらゆる差別や抑圧に立ち向かい、労働運動弾圧をはね返し、岸田政権打倒へ共に闘おう! 
2023年1月8日
三里塚芝山連合空港反対同盟

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戦争絶対反対!共に闘う 三里塚団結旗開き
 洞口朋子杉並区議が決意

(写真 三里塚の団結旗開きであいさつする洞口朋子杉並区議)

 三里塚闘争を闘う全ての仲間の皆さん。とりわけ、決戦の緊迫した三里塚で日々座り込み、泊まり込みに決起している仲間の皆さん。お疲れ様です。
 今年2023年は、戦争阻止の歴史的な決戦の年だと思います。そして、市東さんの農地を守る闘いは、その最先端の激突点です。沖縄と並んでこの三里塚で勝利することが、社会を変え、戦争を止める展望をもっていると思います。国や成田空港会社には一片の正義もありません。戦時収用、戦争のための土地取り上げを絶対に許さず、私も市東さんと共に闘い抜く決意です。
 私は4月の杉並区議会議員選挙に、2期目の挑戦として「戦争絶対反対」を掲げて闘います。「自衛のために軍備は必要」という国家・マスコミの大宣伝をうち破って戦争の本質を暴き、「挙国一致」の議会の欺瞞(ぎまん)を徹底的に暴いて、労働者学生の巨大な反戦闘争をつくり出します。必ず勝利をかち取り、その勝利を市東さんと三里塚に届ける決意です。共に闘いましょう。

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2・5天神峰現地闘争
 2月5日(日)午後1時 市東さん宅中庭集合集会後、空港に向けてデモ

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