「岸田を倒して戦争とめよう」

発行日:

週刊『前進』04頁(3278号01面02)(2023/01/23)


「岸田を倒して戦争とめよう」

新宿
 街頭の怒りと合流


(写真 日米会談弾劾し新宿反戦デモ 戦争絶対阻止の決意に燃えデモ。多くの声援が寄せられた【1月13日 新宿区】)

 「岸田訪米・日米首脳会談=戦争会議弾劾! 大軍拡・戦争予算国会ぶっ飛ばせ!」を掲げた新宿反戦デモが1月13日、改憲・戦争阻止!大行進東京の主催で行われ、120人が結集した。デモは、岸田首相が安保3文書をバイデン米大統領に報告し、中国侵略戦争突入を確認しようとしていることを徹底的に弾劾。戦争国会粉砕へ向かって意気高く打ち抜かれた。
 午後6時30分。人々であふれ返る新宿駅東口・アルタ前で、全学連の矢嶋尋副委員長の司会のもとリレーアピールが始まった。大行進呼びかけ人の高山俊吉弁護士が「岸田政権がついに戦争に踏み出した。5年間で43兆円という人殺し軍事予算は軍事産業をもうけさせるものだ」と訴えると、そこかしこで立ち止まり、耳を傾け、討論が始まる。東京労組交流センターは「物価上昇で生きていけない。私たちに戦費を負担させるな! 闘う労働組合が必要だ」と呼びかけた。全学連からの熱い発言も続いた。大行進呼びかけ人の森川文人弁護士は「岸田政権にお願いしても戦争は止まらない。自国政府を倒すことによって戦争は止まる」と力を込めて訴えた。
 「戦争会議を許さないぞ!」のコールで、新宿駅1周のデモに出発。飛び入り参加者や沿道からのガッツポーズ、「ありがとう」など反戦デモへの期待と共感が続々と集まった。

杉並
 住民が熱いエール

(写真 右翼けちらし杉並で反戦の声 右翼の妨害をものともせず、女性・青年を先頭にデモ【1月15日 杉並区】)

 改憲・戦争阻止!大行進・東京西部が主催する反戦デモが1月15日に杉並区の西荻で行われ、130人が結集した。参加者は「杉並から戦争とめよう」「軍事費2倍化反対」「日米安保共同文書弾劾」と訴え、西荻周辺をデモ行進した。
 デモ前に行ったJR西荻窪駅前とJR荻窪駅前での街頭宣伝では、軍事費2倍化反対署名が50筆以上集まった。「洞口朋子さんを応援しています。デモをやりたい」という青年や、「洞口さんを前から知っている」という青年が署名をしてデモに合流。街頭は岸田政権の戦争突入に対する怒りで満ちあふれている。
 この日は右翼の宣伝カー十数台が都政を革新する会の上高井戸事務所やデモ出発地点の勤労福祉会館周辺をうろつき、大音量で「デモを中止しろ」「洞口は辞職せよ」と連呼していた。これは、安保共同文書をはじめ日米が中国侵略戦争に決定的に突き進む中で戦争絶対反対の声をたたき潰そうとするものであり、何より杉並区民への襲撃だ。絶対に許すことはできない。
 一方で、デモ中に沿道や店から出てきて手を振る人、ビラを渡すと「がんばれよ」「この辺はみんな反戦だから」と声をかけてくる人が多数いた。右翼の妨害は逆に住民の自己解放的決起を生み出している。
 西荻デモの高揚を突破口に1・23国会開会日闘争を打ち抜き、4月杉並区議選での洞口区議の再選をかちとろう。

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