大きな反戦のうねり杉並からつくり出す 杉並区議選勝利へ総決起集会 戦争絶対反対のほらぐち再選へ

週刊『前進』04頁(3280号01面01)(2023/02/06)


大きな反戦のうねり杉並からつくり出す
 杉並区議選勝利へ総決起集会
 戦争絶対反対のほらぐち再選へ

 岸田政権が大軍拡と中国侵略戦争に突き進む中で1月29日、杉並区で「ほらぐちともこ区議選決起集会」が右翼と国家権力の妨害を打ち破って200人を超える大結集で開催された。ほらぐち区議が4月杉並区議選の2期目の勝利へ向けた決意を表明し、高山俊吉弁護士が記念講演を行った(要旨別掲)。集会の大成功を突破口に杉並から反戦運動を巻き起こし、ほらぐち区議の再選を絶対に勝ちとろう。

ほらぐち区議の決意表明

 4月23日投票の杉並区議会議員選挙に2期目の挑戦をします。昨秋から軍事費2倍化反対署名を始めて、杉並区内で2400筆を超えました。これを5千、1万と増やして杉並から大きな反戦のうねりをつくり出したいと思います。
絶対に屈しない
 私が区議選で訴えたいことは、岸田政権が進める戦争国家への大転換との闘いです。沖縄はすでに戦時下に入っています。この始まろうとしている戦争を誰の力で、どうやって止めるのかということです。
 さらに、戦争をめぐる右翼・国家権力との激突です。今日も日本中の右翼が大量に杉並に来ています。右翼は「反戦デモをやめろ」「洞口に票を入れるな」と言っています。戦争反対で人生をかけて共に立ち上がっている人への襲撃です。絶対にはね返したい。起きていることは、右翼を使った政府・国家権力による反戦運動潰しであり洞口落選運動です。だからこそ杉並から反戦運動を巻き起こすことと一体で洞口再選勝利があります。
 ロシアを見てください。「戦争反対」を言ったら逮捕・投獄です。それでも屈せず声を上げ続けている人たちがいます。国家権力・右翼と激突しない反戦運動や社会変革運動はありません。この間、「戦争反対」を訴えている人たちの一部から、「洞口がいるから右翼が来る」「右翼警備で警察が駆り出され、洞口は税金を無駄遣いしている」などの「批判」が出ています。私は問題の立て方が逆転していると思います。岸田翼賛・戦争翼賛の右翼への怒りがまったくない「戦争反対」とは何なのか? 右翼に屈して反戦デモがすべてなくなって「静かで平和な杉並」から、一体どうやって目の前の戦争を止められるでしょうか。歴史的に見れば、右翼の攻撃・妨害に本当に悔しい思いをしている人たちはたくさんいます。朝鮮学校、日教組、労働組合、沖縄......右翼の襲撃で「会場を使えなくなる」「反戦を言えなくなる」。まさにこれが国の狙いであり、こうやって戦争は始まっていく。だから私は絶対に負けられない。
女性・若者の力
 戦争を止める力は労働者・市民、特に女性・若者の行動にあります。世界では戦争、貧困、差別・抑圧にデモやストライキが続発しています。日本はどうでしょうか。4年に1度の投票のみが政治参加の唯一の手段のように言われ、選挙が終われば全部裏切られる。議会は妥協・なれ合いのオンパレードです。いざウクライナ戦争が始まったら、自民党から共産党まで全ての勢力が挙国一致でロシアのみを批判する。あらためて、昨年3月の区議会でのロシア非難決議が分岐点でした。私は唯一反対し、「労働者に国境はない」「ロシアも米・NATOも今すぐウクライナから手を引け」と訴えました。1年経って、あの決議はウクライナを軍事支援し、泥沼の消耗戦をさらに激化するために使われたことははっきりしました。
反戦にかけきる
 区民からは、「ほらぐちを勝たせたいけど、『戦争反対』で票が入るのか」という声も寄せられていますが、私はここにかけきりたい。私は戦争を止めるために選挙に出る。怒りを組織し、目に見える運動をつくり出す。だから私は「杉並から戦争とめよう」というスローガンを掲げて徹底的に闘いたいと思います。この闘いの中でこそ、金もうけのための再開発を阻止し、すべての労働者の権利を守り、保育園民営化や児童館廃止の流れも食い止められると確信しています。厳しく激しい闘いですが、だからこそものすごく大きな可能性がある。共に楽しく朗らかに闘いましょう。特に、青年・学生・女性のみなさん、社会を変えて未来をつくる主体となって、一緒に闘いましょう!

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ほらぐちともこ 杉並区議会議員
洞口朋子プロフィール
 1988年 宮城県仙台市生まれ
 2003年 イラク戦争時、中学生で反戦デモに参加
 2008年 法政大学に入学。反戦運動や学生運動の先頭に立つ
 2019年 杉並区議会議員選挙に立候補。3275票で初当選
 2022年 ロシアのみを一方的に非難する区議会の決議に与野党議員全てが賛成する中で唯一絶対反対を貫く
 「改憲・戦争阻止!大行進」運動の呼びかけ人

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