団結ひろば 投稿コーナー

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週刊『前進』04頁(3282号04面05)(2023/02/20)


団結ひろば 投稿コーナー

「戦争予算を許すな」と抗議
 新潟 山口敏昭

 2月10日、衆院予算委員会の地方公聴会が新潟市で開かれました。新潟県労組交流センター、とめよう戦争への道!百万人署名運動は、連名で請願書を手渡すと共に仲間たちに呼びかけ、会場のホテルオークラ前で抗議行動をしました。
 さまざまなメッセージボードを携えて集まったのは約20人。県内遠くから参加した人も。途中からふぶく天候でしたが、1時間の抗議行動を貫徹。最後に「大軍拡反対」「戦争予算を許すな」「岸田政権打倒」を全員でコールしました。
 ホテル内で要請文を読み上げて事務局に手渡し、その後は会場前でスタンディングして大型バスで入場する委員にアピールし、歩道でチラシを50枚近く配布。「がんばって」と声をかける方、向かい側の歩道から声援する方、車の中から手を振る方、多くの反応がありました。寒い中で声援に勇気づけられました。
 新潟公聴会で意見表明した4人は中小企業対策、少子化対策、原発政策反対、豪雪対策を訴えましたが、大軍拡・戦争はまったく問題になっていません。連合は少子化対策だけで、大幅賃上げも要求しません。国会の総翼賛化を象徴する事態だと思います。沖縄をはじめ日本全土を戦場にするのか否か。私たちは戦争絶対反対を訴え続けます。

10年ぶりの三里塚で力湧く
 群馬・市東さんの農地を守る会 小林 亮

 反対同盟の旗開きでの市東孝雄さんの訴えに応え、10年ぶりに三里塚現地へ行き、夜間防衛に参加しました。なんと50年ぶりに三里塚に来た方から、大木よねさんの話を聞くことができました。空港の軍事使用、不正義の侵略戦争のため農地強制収用が行われようとしている。しかし、今も空港の完成を阻み続けている市東さんの闘いは国家権力を圧倒しています。
 温かい夕食をいただいたり、全学連の学生たちのキビキビした活動に触れたりと、「ここに戦争を止める力がある」と確信し、力が湧いてきました。

オスプレイが立川に初飛来
 改憲・戦争阻止!大行進三多摩実行委員会 内田晶理

 2月1日、陸上自衛隊木更津駐屯地に暫定配備されているオスプレイが立川駐屯地に初飛来・訓練を強行し、これに対する労働組合や市民団体の抗議と訓練中止を求める闘いが立川駐屯地前など各所で行われました。私たちも同日行われた横田基地スタンディング行動で、仲間と共に航空総隊司令官への申し入れを行い、午後は立川の行動に合流して闘いました。
 オスプレイは今後、日程を明かさず月数回訓練に来るといいます。一昨年来、対中国の軍事作戦「遠征前進基地作戦」(EABO)の日米共同訓練がくり返され、オスプレイはこの作戦における輸送の要です。立川での訓練もこの一環で、中国侵略戦争のためです。
 しかも立川駐屯地はJR立川駅から近い市街地にあり、周辺は100万人が住む人口密集地です。飛行場の滑走路は900㍍しかなく、「オスプレイの運用には1500㍍の滑走路が必要」という防衛省の説明とも合致しません。ここに事故や緊急着陸をくり返しているオスプレイが来て戦争訓練をするなど絶対に許せません。
 米軍基地拡張を阻止した砂川闘争、50年前の自衛隊移駐反対闘争を引き継ぐ反戦反基地闘争の爆発へ、全国の仲間と共に闘います。

沖大で処分撤回集会&デモ
 沖縄 砂川 隆

 1月27日の沖縄大学処分撤回集会&デモは、全国学生と沖縄コールセンター労働組合、改憲・戦争阻止!大行進沖縄の仲間も駆けつけ大成功しました。
 沖大学生自治会は、沖大当局による赤嶺知晃君への呼び出しと処分策動に対して申し入れを行い、申入書を学生支援課に受け取らせました。これまで沖大当局は、集会など学生の注目のある場所では申し入れをまったく拒否してきました。しかし、この間の学生弾圧が暴露され、学内外の注目も集まる中で沖大当局は形式的であれ申し入れを受け取らざるを得なかった。これは大きな前進です。
 申入書では2点を要求しています。一つは沖大当局がこれまで行ってきた反戦運動弾圧を認め、謝罪すること。二つに10・21沖大処分撤回集会への機動隊導入を謝罪し、その経緯を明らかにすることです。
 しかし沖大当局は、1・27集会直後に、昨年7月の処分撤回集会を理由に赤嶺君に訓告処分を通知してきました。今回の訓告処分は、ウクライナ戦争が始まって以降で初の処分です。絶対に許せません。沖大の処分撤回・阻止の闘いは一進一退ですが、この闘いは米日の中国侵略戦争を止める闘いそのものです。沖大自治会は処分を撤回し、学生の巨大な反戦闘争をつくりだす先頭に立ちます。

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