3・11反原発福島行動 核戦争と原発推進許さぬ 福島の怒り先頭に

週刊『前進』04頁(3286号01面02)(2023/03/20)


3・11反原発福島行動
 核戦争と原発推進許さぬ
 福島の怒り先頭に

(写真 汚染水放出阻止!岸田を迎え撃つ 全国から550人が結集し集会をかちとった。その後、福島市で行われた県主催の祈念式に出席した岸田を徹底弾劾し、デモに出発。3・11実行委共同代表の椎名千恵子さん【左から2人目】、鈴木光一郎さん【中央】ら福島の人々が先頭に立った【3月11日 福島市】)

 福島第一原発事故から12年目の3月11日、反原発福島行動23が福島市の福島県青少年会館で実行委員会主催で開催された。ウクライナ戦争が激化し世界戦争・核戦争の危機が切迫する中で、軍事費2倍化と共に原発政策を大転換させ、放射能汚染水海洋放出を強行しようとする日帝・岸田の福島訪問に怒り、全国から550人が参加した。
 集会に先立ち、NAZEN(すべての原発いますぐなくそう!全国会議)東京が福島駅東口で行った街宣は、右翼の暴力的襲撃を粉砕し断固貫徹された。
 午後1時に集会が始まった(3面に発言要旨、集会宣言)。最初に主催者あいさつを3・11反原発福島行動実行委員会共同代表の椎名千恵子さんが行い、「福島の怒りと闘いのすべてをなきものにして原発再稼働・運転期間延長、新増設へ向かう岸田は本当に許せない。今日からサミット粉砕までずっと走り抜いて、核廃絶まで闘っていきましょう」と熱烈に訴えた。
 福島からの訴えでは、浜通りの漁業者がビデオメッセージで汚染水海洋放出反対を力強く語り、全国農民会議共同代表の鈴木光一郎さんが、再稼働阻止へ福島は最先頭で頑張ると烈々たる決意を表した。中通りの住民は諦めることなく闘い抜くことを表明、浜通りの住民は三里塚・沖縄・全国と連帯して最後まで闘うと宣言した。
 続いて、集会に寄せられたメッセージが司会から読み上げられた。ふくしま共同診療所医師で東京・国分寺市の本町クリニック院長・杉井吉彦さんの「ふくしま共同診療所は小児甲状腺がん多発に対して全力で活動を行ってきた。情勢は大きく変わっている。『戦争反対』で共に前進しましょう」との呼びかけ、核廃棄物処分場建設反対を闘うドイツのゴアレーベンとブラジルの闘う労働組合コンルータスの連帯声明、飯舘村の伊藤延由さんの汚染水放出反対と即時廃炉への訴えが紹介された。
 全国の仲間が登壇し、福島の怒りと共に闘う決意を表明した。三里塚芝山連合空港反対同盟の伊藤信晴さんは強制執行阻止闘争を「機動隊に圧勝した」と報告、動労千葉の関道利委員長は関西地区生コン支部の湯川裕司委員長への実刑判決を弾劾し、戦時下のストに立つと宣言した。動労総連合青年部の照沼靖功さんは、茨城の地でも東海第二原発再稼働を阻止すると述べた。京都府職労舞鶴支部の長岡達也支部長は、大飯原発の自衛隊防護訓練を弾劾し、高浜原発再稼働を阻み、舞鶴を海自の出撃基地にさせないと決意を表明。星野さんをとり戻そう!全国再審連絡会議の星野暁子さんの国賠闘争勝利への発言に続き、全学連の赤嶺知晃委員長は三里塚で逮捕され奪還された3人の学生と共に登壇し、世界戦争・核戦争への参戦を狙う岸田政権を三里塚・沖縄・福島の怒りで倒そうと訴えた。
 4月統一地方選挙で再選を目指す洞口朋子杉並区議会議員のメッセージを、改憲・戦争阻止!大行進東京西部の女性が読み上げた。
 特別アピールでは、8・6ヒロシマ大行動実行委員会の保科衣羽さんが、ヒロシマをなきものにしようとする日帝・岸田の攻撃を暴露し、5月G7広島サミット粉砕決戦への総決起を呼びかけた。地震発生時刻の午後2時46分には参加者全員で黙とうを行った。
 NAZEN事務局長の織田陽介さんが行動提起を行い、①4月15日から札幌で開かれるG7気候・エネルギー・環境大臣会合での汚染水放出を「歓迎する」国際的とりまとめを許さず5月広島サミット粉砕へ、②汚染水海洋放出阻止へあらゆる闘いを、③60年超の原発の運転を可能にする束ね法案粉砕の国会闘争を、と訴えた。司会で実行委員会の吾妻和位さんが、3・11以来12年の万感の思いを込めて集会宣言案を読み上げ、拍手で採択された。
 デモに先立ち、「希望の牧場・よしざわ」代表の吉沢正巳さんが駆けつけ、檄(げき)を飛ばした。
 デモは、「核はいらない」「ウクライナ戦争今すぐやめろ」「汚染水を海に流すな」と元気よくコールしながら右翼の妨害をはねのけて貫徹した。沿道から多くの若者が注目、デモ隊列に加わる人も続出した。
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