ほらぐちさんを応援します

週刊『前進』04頁(3290号03面02)(2023/04/17)


ほらぐちさんを応援します

(写真 左からほらぐちさん、ゼルツァーさん、星野さん、ゼルツァーさんの妻・和美さん【4月6日 阿佐ケ谷駅前】)

日米人民の本当の敵は自国の支配者
 労働者党建設統一戦線委員会 スティーブ・ゼルツァーさん

 ほらぐちともこさんとみなさんに会えて本当にうれしい。日本とアメリカの人民が連帯することが非常に重要です。戦争に反対し、連帯して闘いましょう。
 私の住むサンフランシスコでは何千人もがホームレスになり、何百万人もが健康保険がない状態です。それなのになぜ何兆ドルも軍事費に払うのでしょうか。
 日本とアメリカで共通して直面しているのは民営化、非正規職化の問題です。公共サービスの民営化が非常に問題なのです。
 アメリカは非常に長い軍国主義の歴史を持っています。アメリカの原爆で日本はどうなったでしょうか。なぜアメリカがこんなにたくさんの金を軍産複合体に投入できるのか。これはアメリカ人の問題であるだけではなく、世界中の人間の問題です。ウクライナ戦争でウクライナ人が利益を得ているでしょうか。ウクライナの戦争で利益を得ているのは軍産複合体です。
 日米安保同盟が、沖縄の基地がなぜあるのか。沖縄の米軍がなぜ住民を毎日暴行しているのか。日米安保条約によって、日本人は被害を受けている。
 日本とアメリカの労働者人民は同じ闘いをしています。中国は敵ではない。ロシア人は敵ではない。我々の敵は、我々自身の支配階級です。連帯しましょう。(来日中の4月6日、阿佐ケ谷駅前で応援演説)

文昭の遺志を継ぎ共に戦争反対貫く
 星野さんをとり戻そう! 全国再審連絡会議共同代表 星野暁子さん

 私の夫の星野文昭は1971年11月14日、沖縄返還協定批准阻止闘争に参加し、殺人罪をでっち上げられて無期懲役刑で44年獄中にいました。4年前、徳島刑務所が検査をしなかったことで巨大化した肝臓がんの切除手術を東日本成人矯正医療センターで受けましたが、術後の医療放置によって亡くなりました。現在、徳島刑務所と医療センターの責任を問い国家賠償請求訴訟を闘っています。文昭の遺志を引き継ぎ、戦争を止める闘いをやらねばと思っています。
 私がほらぐちともこさんを応援するのは、戦争絶対反対の議員だからです。ウクライナ戦争を止めるため、ロシア弾劾とともに、アメリカ、NATO、日本など戦争に加担する自国政府を倒す闘いが重要です。
 私がほらぐちさんを応援する第二の理由は、女性解放の内容に共感しているからです。ほらぐちさんは「性の多様性」条例に反対しました。男女雇用機会均等法や男女共同参画社会基本法などが「男女平等」をうたいながら、女性がかちとってきた保護規定を取り払い、女性を無権利の非正規雇用労働者とし、女性に賃労働と家庭内ケア労働の両方を押し付ける結果となった。それと同じことが起きると批判したのです。
 私有財産制のもとで女性が抑圧されてきた歴史、性的マイノリティーの人々も資本の求める性規範に適合しないがゆえに差別されてきた歴史を踏まえ、この階級社会の変革を目指すほらぐちさんを支持します。

岸田の戦争準備に絶対反対で闘おう
 首都圏学生

 ウクライナ戦争は開戦から1年が経っても収束のきざしは見えません。メディアでは、民主主義のウクライナに独裁者プーチンが襲いかかった、だから民主主義陣営はロシア・プーチンを倒さなければならないかのように大宣伝されていますが、実際はそんな戦争ではありません。
 ウクライナ戦争はアメリカが準備してきたものでした。アメリカ軍のビアマン中将は「われわれはウクライナ軍を訓練し、準備してきた」と明け透けに語っています。ウクライナ戦争を激化・長期化させてきたのはアメリカ・NATOの側だということです。
 ウクライナ戦争が始まったとき、杉並区議会ではロシアのみを批判するロシア非難決議が上げられ、ほらぐちさん以外のすべての議員が賛成しました。ほらぐちさんだけが唯一、戦争絶対反対を貫いたのです。
 今、岸田政権はウクライナ戦争に本格的に参戦するため、殺傷能力がある武器を送ることを検討しようとしています。緊急事態条項を憲法に盛り込み、有事の際には内閣がなんでもできるようにしようとしている。杉並区では自衛官募集業務が行われ、この国の動きに協力している。
 戦争に突き進む中で、ある者は銃を握らされ、またある者は兵器工場で働かされ、そして女性は出産を強要される。ほらぐちともこさんはこれに絶対反対で闘ってきました。ほらぐちさんと共に闘いましょう。

政治に絶望した人こそ私たちと共に
 関西学生

 ウクライナ戦争が始まり、杉並区議会でロシア非難決議が提起され、ほらぐちさんただ一人だけが反対の立場をとりました。これはもちろんロシアを応援しようという話ではありません。今のウクライナの現状を見てください。労働者同士が殺し合わされる一方、軍需産業がめちゃくちゃ大もうけしていて、ウクライナ戦争で得をしている。この状況の中でロシアだけを非難することがどういう結果をもたらすか。「自衛のための戦争ならいい」と戦争をあおるだけになってしまう、と反対したのです。
 「戦争反対」と言う議員はたくさんいる。だけど、ロシア非難決議に反対したのも、杉並区の自衛官募集業務に反対しているのもほらぐちともこ一人なんです。一つひとつの戦争へ向かった動きに反対して、労働者・学生の闘いの現場に足を運び、社会を変える闘いをずっとやってきているのがほらぐちともこです。
 ほらぐちさんは児童館の廃止や保育園の民営化、マイナ保険証にも反対です。マイナンバーは国民に番号を割り振り、健康状態や財産を一手に管理するものですが、これが保険証とくっつくと、お金がある人しか医療を受けられない社会が本当に目の前まで来る。さらにこの情報の一括管理が徴兵制を可能にします。
 ほらぐちさんは「今の政治に絶望している人こそ、私と共に闘ってほしい」と訴えています。ほらぐちともこの2期目の挑戦をぜひ応援しましょう。

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