団結ひろば 投稿コーナー

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週刊『前進』04頁(3294号04面01)(2023/05/15)


団結ひろば 投稿コーナー

右翼や岸本派と対決し勝利
 全学連副委員長 神野豊典

 戦時下で行われた選挙で「戦争絶対反対」を掲げて勝利し、労働者自身の手に政治を取り戻す巨大な展望を切り開きました。
 戦争反対の声を潰すため、また自らの裏切りをごまかすため、あらゆる勢力がほらぐちさんに襲いかかってきたの中での勝利です。右翼が全国から集まり、日本共産党らも右翼に迎合して「右翼は悪いが引き寄せる洞口も悪い」という悪質なキャンペーンをばらまきました。しかし討論していく中で団結を拡大し、勝利を勝ち取りました! 党と労働者一人一人に情勢を塗り替え、社会を変える力があるということが証明されました。
 自民党政治に対する怒りが爆発し、自民党の議員が7人落選したことも重要です。岸本派の「勝利」はこれをかすめとったにすぎません。実際、岸本区政は本質的には自民党の補完勢力です。選挙後に早速、「日の丸」を背景にして若者を自衛隊に送り出す岸本区長の姿が暴露されています。これこそが岸本区政の本質です。この姿を暴露して、区民一人一人とより広く深く結びついていかないといけないと感じます。
 ですがこれは杉並区、岸本区政だけの問題ではありません。資本主義への怒りはある。しかしリベラルが「自由」や「多様性」という言葉を掲げて怒りをかすめとり、実際には労働者を裏切っていく。最後には、「自衛」の名で帝国主義戦争に労働者を動員するところにまで行き着きます。
 戦争絶対反対、資本主義を終わらせようと訴えて選挙に挑戦したほらぐちさんが勝利したことが、早速、巨大な注目を集めています。この時代認識と路線に確信をもって、情勢を切り開いていきましょう。あらゆる水路から粘り強く、原則を貫いて議論し、仲間を増やしましょう。

全員で「戦争とめよう」貫き
 東京・青年労働者 杉下拓也

 今回の杉並での選挙を自分なりに振り返ってみました。
 まず、この戦争情勢のなかで、ほらぐち候補が唯一戦争絶対反対を訴えて、2期目に当選した意義は大きいと思います。そして選挙戦をとおして、右翼の妨害もはねのけて、みんなの力で杉並からこれまでで最大の選挙運動ととともに、反戦運動をくりひろげたと思います。街頭宣伝は、みな一人ひとりがほらぐち候補となって、自衛官募集業務のことなどを訴えた結果、足を止めて話を聞いたり、署名してくれた人が多くいました。地区の労働者が一人でもやると言った街宣の中では、古参の同志がマイクも使わず、大きな声で反戦を訴えた結果、中学生と大学生の若者が署名に協力してくれました!
 支持者への訪問では、会って話をすることが大変だと感じましたが、90歳になる方が、2回目に会って支持をお願いしたところ、最後に「わかりました」と了承して頂き、あきらめずに行って良かったと思えました。
 選挙で特に感じたのは、自分たち一人ひとりが「杉並から戦争を止めよう!」を実践した選挙だったということです。このような選挙ができる党も候補も他になかったと思います。
 自分は正直なところ、街宣や署名活動は苦手なところがありましたが、地区、青年をはじめとした仲間の助けと協力があり、一緒に最後までやり切れたと思います。みなさん、お疲れ様でした!

洞口への一票はスト権投票
 広島大学 浜崎和海

 ほらぐちともこへの票は、一票一票がスト権投票です。この言葉が、私の実感した今回の選挙の意義であり、総括です。
 広島大学から一週間応援に駆けつけました。今回の選挙は第一に、革共同としての一大党派闘争決戦でした。私は肉弾戦も含め今までいくつかの決戦を経験しましたが、今回ほど他党派への怒りを感じる決戦はありませんでした。一番は日本共産党です。児童館廃止反対を掲げる候補はほらぐち候補の他に共産党候補がいました。しかし共産党は絶対に岸本区長を批判しない。自衛官募集業務に対する態度も同じです(那覇市での共産党市議団の自衛隊感謝決議賛成に通じる)。
 今回の選挙は第二に、労働組合の決起でした。ほらぐちさんは東京西部ユニオンの執行委員でもあり、児童館を含め様々な職場の労働者が加盟しています。「子育て支援」を掲げる候補はたくさんいましたが、どんな条例を作ろうと補助金を出そうと、児童館で働く者が大事にされない社会で子育てしやすくなるわけがない。これは労働者にとってはあまりにも当たり前です。
 第三に、全党の「決戦を決戦として闘い抜く」力を養った決戦でした。活動家一人ひとりが党全体=階級全体の戦力配置を俯瞰(ふかん)し、決定し、従うという作風を我がものにしたのです。これはこれからの「戦争を止める内乱」の時代に必ず生きてきます。
 ほらぐち勝利はゴールではなく、労働者階級の組織された反乱の始まりです。2632票は我が党に託されたスト権投票です。「万の部隊を動かす党」に飛躍し、中国侵略戦争を止め日帝・岸田を打倒しましょう! G7広島サミットを粉砕しましょう!

働く者の力で展望つかんだ
 杉並 茅原まり

 「『議会では何も解決しない』と言うなら、議員にならなくてもいいのでは」「戦争反対はみんな言ってる。もっと地域の課題を」。選挙終盤に寄せられた声だ。
 今次杉並区議選は、自民党石原伸晃と田中良前区長を倒し、リベラル派という岸本聡子区長を誕生させた杉並区民の「腐敗への怒り」を、「区長は変わった。次は議会だ」と集約した岸本与党路線との対決としてあった。それは目の前で始まっている戦争と大軍拡に口先だけで「反対」し、すべてを議会内に閉じ込める共産党をはじめとした勢力との全面対決だった。そこに分岐を持ち込み議論を巻き起こしたのが、「軍事費2倍化反対署名」だった。
 毎月行った反戦デモに大音量で襲い掛かる右翼の登場に戦争のリアルさを感じ、洞口候補を先頭にひるまず闘う姿に共感が広がり、固められ一人ひとりの決起が票に結実した。
 戦時下で「戦争を止める」闘いを議会をも武器に青年、女性、働く者の力でつくる展望をつかんだ。

28回の杉並入りを果たした
 東京 高川広志

 杉並区議会議員選挙において、ほらぐちさんは2632票を獲得して歴史的な2期目当選をかちとった。ほらぐちさんと、選挙に様々な形で携わった仲間のみなさんに、おめでとう、お疲れ様と申し上げたい。
 私の2023年は、杉並区議選について「革命運動に決起した原点」「後悔の無い闘いを」「杉並の地に団結の究極の拡大を」と地区の仲間に向けて決意表明することから始まった。前回を上回る28回の杉並入りを果たし、朝ビラを中心に多くの仲間とつながりながら選挙戦を闘った。
 私が加わらなくても、ほらぐち候補は当選を果たしたかもしれない。しかし、「誰もがあきらめかけた」(前進チャンネル)とまで言われた開票を見守る中で感じたのは、本当に誰一人欠けてもこの勝利はなかったということだ。一票一票が本当に重い! この大切さを忘れない!
 街宣では、強風が吹いてほらぐちさんの傘が壊れることもあれば、雨が降ってビラがぬれないように苦慮することもあり、雪が降って途中で打ち切りになることもあった。悩まされた天気も、真冬の寒さから春の暖かさとなり、その中でずっと選挙戦を打ち抜いてきての勝利は本当にうれしい。
 2期目の挑戦と訴えて勝ち取った勝利だが、本当の闘いはこれからだ。共に力を合わせて闘っていきたい。ほらぐちさん、おめでとう。そしてありがとう。

「絶対反戦」は革命スローガン
 杉並区・西荻在住 大空 茜

 〝最後の最後まで〟楽しかった杉並選挙戦。私は連日街頭に立ちました。区民とのやり取りで最も問われたことは「戦争絶対反対とは何か?」ということでした。
 ウクライナ戦争情勢下で戦争反対を願わない人はいない。でも多くの人が「戦争反対だからこそ、改憲にも軍事費2倍化にも賛成。日本も防衛力・抑止力をつけていかなければいけない」と考えている。私は「自衛・防衛戦争にも絶対反対のほらぐちです」と訴えました。
 すると「実際に攻められたらどうするんだ」とか「日本の領土が他国に侵略されてもいいのか」という話になります。私は「国境は資本家階級のもの。労働者階級に国境はない」「資本主義社会(帝国主義)のもとで〝自国〟の領土や資源や人民や技術を拡大するために労働者同士が命をかけて殺し合いをさせられるのが戦争」「それぞれの国の労働者が戦争をさせる政府を倒すために国際連帯で闘うことだけが戦争を止める道」だと伝えました。
 「絶対反戦」を突き詰めれば「マルクス主義」や「革命」に行き着く。「絶対反戦」は革命のスローガンだ!と実感し、私の中で「革命」がより鮮明になりました。
 帝国主義の危機は労働者が団結するチャンスです。戦争情勢が深まれば深まるほど膨大な人が「革命」を求めて立ち上がります。この道を断固貫き、進撃していきましょう!!

反戦の闘いをさらに大きく
 杉並区議会議員 洞口朋子

 全国のみなさん! 杉並区議会議員選挙に多くのご支援と連帯をありがとうございました! 私を2期目に押し上げた力は、「絶対反戦」の杉並区民の怒りと決起です。区議選は現職12人が落選という文字通りの大激戦。支持者からも「よく通った!」「支援の人たちの熱心さに感動した」「この時代に本当に貴重な1議席。前回よりも重みが違う」など喜びと期待の声が寄せられています。
 全学連の2人の同志への弾圧は、広島サミット闘争の爆発と「洞口再選」に恐怖した国家権力の大反動です。絶対に許せません。
 杉並区議選の意義は第一に、ウクライナ戦争への日本の参戦と中国侵略戦争が切迫する戦時下で「軍事費2倍化絶対反対」を真っ向から訴え杉並中で議論を巻き起こし、勝利をもぎりとったことです。それは、ウクライナ開戦直後の「ロシア非難決議」に唯一反対した立場を貫き発展させる闘いでもありました。
 第二に、戦争の問題は地域・職場・自治体でこそ問われているということを訴えぬいたことです。とりわけ、自治体による自衛官募集業務の暴露・弾劾は重要でした。若者の徴兵と労働者の戦争動員が始まっている中で戦争と無縁な人は一人もいません。この戦争を止めなければ生活も福祉も守れない。戦争を止める力は社会を動かす労働者の闘いにこそあると訴え、多くの支持が寄せられました。
 第三に、日帝・国家権力が差し向けた右翼による度し難い襲撃をはね返し、勝利したことです。「洞口朋子をたたき殺せ」と大爆音で絶叫する右翼を目撃した人から続々と激励が寄せられ、「あんたらこそ杉並から出て行け!」と右翼に対し直接抗議する区民もいました。昨年12月からの4カ月連続の杉並反戦デモには初参加や飛び入りが相次ぎました。これからも「杉並から戦争とめよう!」の闘いをさらに大きく巻き起こします! 核戦争会議=G7広島サミット粉砕闘争を大爆発させましょう!

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